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新刊のご案内
人生の北極星
- 著者：小林敬三
- 発行：女子パウロ会
- 定価：本体1,300円＋税
- B6判 並製 208ページ
- ISBN4-7896-0622-8 C0016
カトリック教会の司祭は、日曜日ごとにその日の聖書の箇所に基づいて信徒に話さなければなりません。これを「説教」と言ったり、「オメリア（ホメリア）」と言ったりしています。
この説教は、ミサに参加する信徒にとって、その週の心の糧、精神の支えとなる大事なものです。ですから、司祭にとっては大変です。司祭は、週日をかけて準備をなさっています。
本書もこのようにして話された説教の中から誕生したものです。
著者が「あとがき」に書いておられるように、まだ司祭になる前（神学生のころ）、「将来、司祭になれたら、お説教では、必ず最初に具体的な例を取り上げてください。でないと、聞く人にピンときませんから」と言われた言葉を忠実に守り、信徒に耳で聞いて分かりやすい話になっています。
ご自分の体験、経験をふんだんに取り上げて話すことは、自分というものをさらけ出すことです。
著者が、東京教区の司祭として、歩いてきた豊かな日々の生活の中から、自分が人生の北極星として、いつも神を求めて歩かれた道で出逢ったいろいろのことをやさしく取り上げ、私たちに語りかけた41の話。
読みたい時に、どこから開けて読んでも、元気をもらえるだけではなく、私たち自身に問いかけ、考えさせられる一冊です。
前作の『セーヌ川のだるま船』に続き、本書はカトリック教会の信徒だけでなく、教会に関係ない人びとにも、楽しく読んでいただけることでしょう。
女子パウロ会 発行