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生きるためのひとこと

『生きるためのひとこと』表紙

  • 著者:晴佐久昌英
  • 定価:本体1,400円+税
  • 四六判 上製 224ページ
  • ISBN978-4-7896-0631-8 C0095
    この本が、多くの人に愛されますように。
    たったひとりにでも、生きる力を与えることができますように。

あとがきに書かれた著者の最後の言葉が、祈りのように響いてきます。

生まれて初めて耳にした言葉、それは話し言葉だったにちがいありません、と著者は読者に話しかけ、いちばん人に訴えかける言葉としての話し言葉を1つひとつ取り上げて、その言葉のもつ力、その言葉にまつわる体験などをとおして、読者にやさしく語りかけておられます。

そして、取り上げられているのは、「始めるためのひとこと」「出会うためのひとこと」「愛するためのひとこと」「目覚めるためのひとこと」「安らぐためのひとこと」「甘えるためのひとこと」「信じるためのひとこと」「生きるためのひとこと」。

これが、また、ひとことずつに分けられています。たとえば、「始めるためのひとこと」には、「おはよう」「行ってきます」「はい」「光あれ」「ようこそ」「どうぞ」「きっといい日」「ごめんなさい」が収められています。

著者は、カトリック東京教区の高円寺教会で主任司祭をなさっておられますが、「カリスマ神父」と若者たちや教会の信徒たちから呼ばれています。それは、著者の話す言葉が、聴く人々の心に染みとおり、「またやり直そう!」とか、「これで大丈夫なんだ」とか、慰め、いやされるという経験をしたからなのです。

この本を読んでいると、「晴佐久神父の言葉で救われた!」とおっしゃった方々の気持ちがじんわりと伝わってきます。
読者の方々もきっと同じ思いを味わわれ、感じることでしょう。ぜひ、ご一読をおすすめしたい本です。

また、今何かの問題を感じている方々にも、読んでいただきたいものです。きっと力が与えられることでしょう。

女子パウロ会 発行

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