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新刊のご案内
ウォーキングを祈りに
- 著者:油谷弘幸
- 定価:本体1,200円+税
- 四六判 並製 168ページ
- ISBN978-4-7896-0643-1 C0016
油谷師は、東京教区の司祭です。彼は、「ウォーキングを祈りに」変えて、実践している司祭です。
本書は、単に、ウォーキングをどのように祈りにしているかを、述べている本ではありません。
「はじめに」で、著者は、次のように書いています。
「歩くことは、ほとんどの人にとって、あまりにも自然なことです。また生活していくうえで、日常欠かせない動作です。この身体的活動を使って祈りをするのです。歩きながら祈る、祈りながら歩くのです」と。
つまり、著者にとって、生活のすべてを祈りに変えたいという思いから、本書が生まれてきたのです。
まず最初に、「祈り」について触れています。第1章ともいうべき。この「祈り」の部分は、祈りたいけれどもどのように祈ればよいかわからない、という人にとって、大変役に立つものです。
色々な祈り方など、祈りについての基本的なことをしっかり押さえてあり、大切なことが、やさしくかれています。ぜひ、読んでくださいね。
そして、メインの「祈りウォーキング」の部に入ります。
今も教会の中で大切にされている巡礼。これは、「ウォーキングが祈りに」なったものにほかなりません。
また、イエスの生活では歩くことは、宣教の重要な要素でした。イエスだけでなく、マリアも歩かれました。ヨセフも、そして、パウロもザビエルも歩いた人でした。
歩くことから、聖書を深め、実際のウォーキングの基本について述べています。
油谷師の実践なさっている身体を使った祈りがどんなものかが、よく理解できると思います。
読者である私たちも、日常生活のすべてを祈りにしたい、という強い思いが湧いてきます。
女子パウロ会 発行