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移住者と共に生きる教会

『移住者と共に生きる教会』表紙

  • 共著者:谷 大二ほか
  • 定価:本体1,100円+税
  • 変形新書判 並製 208ページ
  • ISBN978-4-7896-0650-9 C0036

世界はグローバル化した、地球は一つの村のような現象、と言われて久しいのですが、本書をご覧になると、どなたも納得されることでしょう。

世界人口の25人に1人は、自国以外の国で生活しています。これは、この世界に住む人びとが、非常に流動的になっているということを示しています。では、日本ではどうでしょうか。日本には、200万人以上の方が外国人登録をなさっています。ということは、人口の1.66%ということです。

ヨーロッパ諸国に比べるとまだ少ないそうですが、確実に外国人と共に暮らす社会ができあがってきています。
 「共に暮らす」と言っても、3Kの仕事の多くは、すでに外国人の方々に支えられている日本社会です。

カトリック教会は、この人びとと共に生きる教会を築く努力を長年続けてきました。その代表的な人が、本書の著者たちです。

移住の歴史を踏まえ、体験を通して、日本の社会が変わっていけばいいのか、教会がどう変わっていけばいいのかについて、移住者の生の声を紹介しながら語ります。

家庭・親子の問題、学校教育や労働問題などをかかえる切実な現場の実情とその対策をとくにカトリック教会の働きを中心に、移住者からの生の声ものせながら、希望をもって簡潔に、分かりやすくのべています。

多くの外国籍の人びとと、「共に生きる」社会、「共に生きる」教会の現状を知る、基礎的な書として、ぜひ多くの人に読んでいただきたいものです。

女子パウロ会 発行

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