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新刊のご案内
ともだちになった フランシスコとオオカミ
- 文:ロベルタ・グラッツァーニ
- 絵:パトリツィア・コンテ
- 訳者:脇田晶子
- 定価:本体1,300円+税
- A4変形(天地 237ミリ×左右 210ミリ) 上製 36ページ
- ISBN978-4-7896-0693-6 C8716
12世紀のはじめごろ、イタリア中部のグッビオという町で、本当にあったとして伝わるアシジの聖フランシスコとオオカミの話の絵本です。
太陽と月、空気、水、火、大地を「兄弟姉妹」としてともに主を賛美したフランシスコ。彼は、どんな生き物も神がおつくりになったものとして、大切にして愛しました。
ある厳寒の冬、飢えたオオカミがグッビオの町に出没し、家畜や人を襲い、町の人びとを恐がらせました。町を訪れたフランシスコは、オオカミをさとして町の人びとと和解させ、町の人たちはオオカミが死ぬまで餌を与えかわいがりました。
こんな心温まる物語を、パトリツィア・コンテのやさしく繊細なタッチの絵が子どもたちに語りかけます。
話のあとには、フランシスコと動物についてのいくつかのエピソードが書かれています。
毎日忙しく過ごす現代人が忘れている大切ななにかを教えてくれる話です。
ぜひ、子どもたちと一緒に読んでいただいきたい絵本です。
女子パウロ会 発行