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マザーテレサの秘められた炎

『マザーテレサの秘められた炎』表紙

  • 著者:ジョゼフ・ラングフォード
  • 訳者:里見貞代
  • 定価:本体2,500円+税
  • 四六判 上製  440ページ
  • ISBN978-4-7896-0698-1  C0016


世界中の人を、今なお魅了してやまないマザーテレサ。生前のマザーにお目にかかったことのある人は、そのことを自分の宝として大切にし、人々に語ります。マザーが亡くなられてからマザーの存在を知った人々は、話や本でマザーに出会い、魅せられています。

 このマザーテレサの魅力はどこからきているのでしょうか。貧しい人の中でも最も貧しい人と言われているインド・コルコタのスラムに身を投じ、無私無欲で奉仕する彼女の原動力はどこから出ているのでしょうか。

 本書は、この問いに答えてくれるものであり、同時に、それまで語られなかったマザーの内的生活、深い霊性を紹介してくれるものでもあります。

 マザーの創立した修道会の聖堂には、必ず「わたしは渇く」という十字架上のイエスの言葉が書かれていますが、この言葉こそ、マザーがイエスから、直接に与えられ、それを深めてきたマザーの謎を解く、キーワードとなっています。

 著者は、マザーテレサが最後に創立した「神の愛の宣教者会 司祭の会」の司祭であり、マザーと共に会の創立に当たった人物です。
 マザーの側近くから、マザーと同じ精神で生きようとしていた彼だからこそ、本書のようなすばらしい本が著せたといえるでしょう。

 本書は3部に分かれており、第1部では、マザーの生涯を変えた「内面の火」について、第2部では、その火がマザーと彼女をとおして、非常に多くの人々に神の姿をあかしする光となっていることが述べられ、第3部では、この火がシスターテレサをマザーテレサに変えさせ、わたしたちをも変容させる火となっていることが語られています。

 マザーテレサをもっと知りたい方々に、そして、イエスの「わたしは渇く」というみことばをもっと深めたい方々に最適の本といえます。
 プレゼントにもなさっても喜ばれることでしょう。

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