home > シスターのお薦め > 新刊のご案内 > アリの街のマリア~北原怜子の生涯~

新刊のご案内

バックナンバー

アリの街のマリア~北原怜子の生涯~

『アリの街のマリア~北原怜子の生涯~』表紙

  • 著者:酒井 友身
  • 定価:本体750円+税
  • 文庫 並製 164ページ
  • ISBN978-4-7896-0745-2  C0123



本書は、「アリの街のマリア」と言われた北原怜子(きたはら さとこ)さんの生涯を描いたものです。

 本書を読んだ人は、「日本にもこんなすばらしい人がいらっしゃったんですね」と感嘆の声をあげておられましたが、この本をお読みになられたら、きっと、似たような感想、感動を覚えられることでしょう。

 第二次大戦で、焼け野原になった東京、そこに国外から苦労して引き揚げてきた人々が大勢おられました。しかし、彼らには、住む場所もありませんでした。そのような人々が住み始めた場所は、東京のあちこちにあったそうですが、「アリの街」もそういう1つの街でした。

 「アリの街」とは、終戦後、隅田川の言問橋の近くにあった墨田公園の中にあった廃品回収を仕事にしていた人々が住んでいたところを指しています。
 北原怜子さんは、「アリの街」の子どもたち、そこの人々と、共に生活し、廃品回収をし、苦しみ、悲しみを共にして歩んだのです。

 怜子さんが、ゼノ修道士から導かれてアリの街を知り、そこに住み、28歳で亡くなるまでの短い生涯が、やさしく、温かく描かれています。

 北原怜子さんは、最近、列福調査が開始され、尊者と呼ばれるようになったというニュースが流れました。1日も早く福者に挙げられ、聖人に挙げられますように、と願っています。

 北原怜子さんをご存じない方に、本書は必読書と言えるでしょう。

この本のお求めは、こちらまで→
  オンラインショッピング  『アリの街のマリア~北原怜子の生涯~』

▲ページのトップへ