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新刊のご案内
子どもたちと読む聖書
- 著者:百瀬 文晃
- 定価:本体1,100円+税
- B6判 並製 136ページ
- ISBN978-4-7896-0765-0 C0016
本書は、月刊誌「あけぼの」に掲載されていたものを著者が加筆し、単行本にまとめられたものです。連載中から、教会学校の教師たちから、注目を浴びていました。ある学校の先生なんかは、「早く1冊にまとまればいい」と願っていらっしゃいました。
著者は、イエズス会の司祭で、長年、上智大学で教鞭をとっておられましが、現在は広島教区の司牧現場で活躍中の有名な神父様です。その現場から生まれたものが本書と言えましょう。
子どもたちは、「どうして?」「なぜ?」を連発します。大人たちが思いもよらない質問を、司祭や日曜学校のリーダーに投げかけます。そんなとき、皆さまは、どう答えておられますか。「いやあ、困ってしまって、言葉が出てこなかったときがありましたよ」とおっしゃるリーダーもおられました。本書はそのような、子どもたちからの質問、疑問にどう答えればいいかを示唆しています。
福音書のイエス様のご生涯のいくつかの場面、たとえば、待降節、降誕節などの時期には、ベツレヘムでの馬小屋、3人の博士たちの話を子どもたちに聞かせ、また、日曜日に教会で聞いた聖書のお話を子どもと話し合うのも楽しい時をもつことになるでしょう。
本書には、その他、イエスのなさった奇跡やたとえ話など20のお話が書かれています。引用されている聖書の言葉のほとんどが、子どもたちを念頭においた、著者の翻訳が使われています。
この本をきっかけに、子どもたちと聖書を一緒に読む習慣を身につけられたらすばらしいことです。聖書に親しみ、神の慈しみを深く味わう日々でありますように。