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新刊のご案内
キリストへの道
- 著者:岩島 忠彦
- 定価:1,400円+税
- 四六判 並製 256ページ
- ISBN978-4-7896-0782-7 C0016
著者はイエズス会の司祭で、上智大学神学部長などの重責を担っておられましたが、2014年上智大学を退職されました。カトリック・イグナチオ教会(麹町教会)で、以前から担当しておられたカトリックの信仰講座を現在も続けておられます。
本書は、そのような宣教司牧生活から生まれたものです。かつて、同じ著者によって書かれた書物は、大変高く評価されていましたが、本書は、これまでの教理書、神学書とは別の趣が感じられるものになっています。
その第一の特徴は、カトリック司祭としての歩みが書かれていることです。その意味で、本書は著者の人間味あふれるやさしさ、指導者としての真摯な姿を見ることができる書になっています。
本書の構成は、第1部が随想、第2部が説教、第3部が講話 ― 愛に包まれた人生 ― となっています。随想、説教、講話が関連してないように見えて、実はその一つずつが同じキリストへの道しるべとなっているのは、さすが、宣教司牧経験が豊かな司祭ならでは、と読者の皆様も感じられることでしょう。
第3部の講話は、特に入信の秘跡に関する豊かさを教えてくれるものです。洗礼を受けようとしている方にも、洗礼を受けられた方にも、もう一度、初心にかえって読むことをお勧めしたいと思います。