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いつも ぎゅっと そばに

『いつも ぎゅっと そばに』表紙

  • 文:マックス・ルケード
  • 画:イブ・タルレ
  • 定価:本体1,300円+税
  • 天地28.5cm×左右22.5cm判 上製  32ページ
  • ISBN978-4-7896-0819-0  C8716



せわしい心で日々を過ごす、すべての方へ。
 大切なひとへ伝えたい言葉がぎゅっとつまった、あたたかい絵本ができました。

 『いつも ぎゅっと そばに』

 イブ・タルレのやさしいイラストに、マックス・ルケードの英語の原文と女子パウロ会訳の日本語の文で、わたしたちの心をそっと抱きしめてくれます。
 絵本の始まりは、大きなくまさんから、小さなくまさんに向かって語られる愛にあふれた言葉から。
 「なにか しんぱいだな、こまったな、と おもうとき、
  おもいだしてね、わたしが そばに いるってことを。」

 ひとつひとつページをめくるごとに、わたしは望まれて生まれてきたのだという事実が、心の奥底から浮かび上がってくるようです。

 「そうだ、きみをつくろう。
  ほしを つくった この てで。
  つきや たいようを つくった この おなじ てで。
  きや たにを つくった この おなじ てで。
  ほかの だれとも にていない
  せかいで たった ひとりの きみ。」

 わたしの、いのちの始まりは、どんなものだったのかしら。
 そして今もこうして生きるこのわたしのいのちを、愛してくれている存在のことを、すっかり忘れて日々を過ごしてはいないかしら。
 コン、コン、と、心の深くの扉をやさしくたたいて開いてくれる言葉たち。

 「まっくらな よる、
  とだなから なにか おとが きこえた と おもうとき
  わたしを よぶんだよ。」

 「せいせきが よくない と、せんせいに しかられたら
  わたしの ところに くるんだよ。」

 「きみが こまったり しんぱいだったり するときも、
  わたしは ずっと きみを あいしている。」

『いつも ぎゅっと そばに』中ページ

 おとなも、こどもも、人々のなかで暮らしています。
 大きくも、小さくも、さまざまな悩みごとに直面します。
 でも、「おもいだしてね。」
 大きなくまさんは、あなたのいのちを愛していることを教えてくれるのです。

 大きなくまさんは、かみさまのことも、教えてくれます。
 「かみさまも そうなんだよ。
  かみさまは きみを あいして、まもってくださる。
  てんしと いっしょに、いつも みていて くださるんだよ。」

 大きな存在であるくまさんが、たくさんのことを示してくれました。
 そんな大きな存在であるくまさんは、かみさまといっしょに、小さなくまさんを、今、抱きしめてくれるのです。

 「てんごくでは かみさまが きみの すぐ そばに いて、
  きみを だきしめて くださる。
  わたしが きみを だきしめている みたいに。」

 わたしたちは、日々、せわしさに流され、表面的な生き方をしてしまいがちです。
 けれど、いちばん大切なことはなんだったかしら。
 この絵本には、しっかりと書いてあります。
 「おもいだしてね、
  わたしが そばに いるってことを。」 

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             『いつも ぎゅっと そばに』

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