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病と老いと死、とその後の「いのち」

『病と老いと死、とその後の「いのち」』表紙

  • 著者:森 一弘
  • 定価:本体1,400円+税
  • B6判 並製  196ページ
  • ISBN978-4-7896-0839-8  Cコード:C0016



本書は、昨年9月に亡くなられた東京大司教区の名誉司教・森一弘司教の遺稿集ともいえるご生前望まれていた最後の出版物となったものです。

 森司教が、引退後、東京の新生会館でなさっていた日曜講座でのシリーズをまとめたものが本書です。

 最初に危険にさらされている「いのち」について考察されています。
 現代社会において、いかに「いのち」が危機の状況に置かれているかについて述べられています。創造主である神によって与えられた「いのち」は、その人だけのユニークなもの。

 それが、人間のエゴイズムによって、国家や民族の論理によって、宗教団体の論理によって、危機にさらされているのですが、その「いのち」を守るように、わたしたちはチャレンジを受けているのです。

 この「いのち」への考察がベースとなって、わたしたちの老いの先にある死についての問題も考察が深められています。神を見失っている世界からくる危険性などが、自死、他人への殺人などを生む結果ともなっています。

 本書のタイトルからもわかるように、若い人にも、主婦の方々にも、働き盛りの人々にも、老いを感じ始めている人々にも、そして、死について考えている人々にも、ぜひ、じっくり読んでいただきたいとものです。

 どんな人でも、人生を歩んでいく途上で、闇を経験しない人はないといえるでしょう。森司教も、人生の闇をイエスの十字架を通してわたしたちに語りかけておられます。

 その後に、聖霊である神、についての章で締めくくられています。神の「いのち」の働きが表されるとき、それを聖書は「神の力」「霊の働き」と述べています。
 わたしたちの人生の歩みにつねに寄り添ってくださっている神の愛を感じながら生きていきたいと思います。読者のみな様も、ぜひ、本書によって、多くの恵みを感じ取っていただければと思います。

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『病と老いと死、とその後の「いのち』

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