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新刊のご案内
キリスト者必読 生涯学習のための「祈り」
- 著者:百瀬 文晃
- 定価:本体1,350円+税
- 四六判 並製 176ページ
- ISBN978-4-7896-0842-8 Cコード:C0016
本書は、山口・島根地区で長年、カトリック信者の信徒生涯養成講座を続けておられるイエズス会の司祭が、ご自分の体験に基づいて、信仰を生きていく上で、祈りがいかに大切なものであるかを、12回の講話で話されたことをまとめたものです。
上智大学で神学を教え、フィリピン・マニラにあるアテネオ大学で客員教授として活躍されたのち、山口県でイエズス会が司牧している教会で宣教司牧に携わっておられます。この高名な司祭を信徒たちがほっておくはずがありません。
『生涯学習のためのキリスト論』『生涯学習のための教会論』に引き続き、今回の「祈り」編ともいうべき本書が出版されたことは、うれしいことです。
日本のカトリック教会の中で、今日ほど、自分たちの信仰生活の生涯養成の必要性を感じている時はないと感じています。そのため、教会の信徒たちが、「自分たちが教会を支えていかなければ」「そのためには、もっと信仰を深めたい」という機運が高まっています。
本書は、その多くの人々の声に応えているものと言えます。
自分の霊的生活、信仰への不足を感じている人々にとって、信仰生活の基礎であり、重要な祈りの生活について、根本からやさしく語っている本書は、きっと多くの人々に光となり、導きとなることでしょう。
イエスがどんなに祈りを大切になさったか、福音記者たちが、どのようにそれを私たちに伝えているか、祈りの基本、聖書によって祈る念祷・口祷について具体的に述べています。「主の祈り」「アヴェマリアの祈り」ロザリオ、十字架の道行きの祈りなど、丁寧に教えてくださいます。
さらに、「シノドス」によって、急に脚光を浴びたと感じている信者さんもいますが、聖霊についての教えも、きっと役に立つことと思います。
『教会の祈り』について、とりつぎの祈り、愛を得るための観想についても、知り、深めることができます。
本書を使って、信者さん同士でグループを作り、数人で、読書会をするのもお勧めいたします。
皆さんに読んでいただきたい「キリスト者必携本」です。