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初期養成の姉妹たちの“コミュニケーションコース”

2008/9/8


8月27日(水)から29日(金)までの3日間、初期養成期中の姉妹たちへの“コミュニケーションコース”が行われました。

“初期養成期”とは、シスターになるために準備する志願期、修練期、修道生活を歩みはじめたばかりの有期誓願期をいいます。創立者や会のカリスマ、歴史について、三誓願や修道生活について、神学や聖書、教会の歴史、社会の動きやメディアの変化など、そして、わたしたちの使命である「社会的コミュニケーション」についても学びます。今回のコースには、有期誓願期の姉妹と、終生誓願を立てて5年以内の姉妹が参加しました。

コミュニケーションコース コミュニケーションコース
講師のシスターと初期養成の姉妹たち コミュニケーションに関する教会文書

今回のコミュニケーションコースでは、1日目と2日目の午前中は、教会から出されてた公文書の中で、社会的コミュニケーションについて取り上げられていることを学びました。第2バチカン公会議から2番目に出された『広報機関に関する教令』をはじめ、『コミュニケーションと進歩 ─「広報機関に関する教令」司牧指針─』、『福音宣教』、『信徒の召命と使命』、『性描写と暴力』、『救い主の使命』、『急速な発展』などを見ていきました。

1日目の午後は、近くにある東京ミッドタウンと国立新美術館に行き、新しい街がメディアになっていることを学びました。これからの街が何を目指し、どのようなコンセプトを持っているのかを知るために、東京ミッドタウンの見学コースの一つ、ユビキタス・アートツアーを体験しました。

2日目の午後は、DVD「かもめ食堂」を見て分かち合い、その後女性監督を取り上げたドキュメンタリー番組のビデオを見て、制作意図や伝えたいことを形にしていくことを学びました。相手をそのまま受け入れるというコミュニケーションの3日目の午後は、現代の、ネットでのコミュニケーションの状況を知ることも含めて「電車男」を見て分かち合いました。

コミュニケーションコース コミュニケーションコース
ユビキタス端末を使って… 新聞を見ていく

3日目の午前中は、新聞というメディアを取り上げました。朝日、毎日、読売、産経、日経の5紙をそれぞれが担当し、社説の内容、トップ記事の内容やそれに割いているスペースの割合、記事と広告の比率などを比べてみました。「新聞は一紙だけでなく、数紙を読みなさい」と言われていますが、じっくりと見ていくといろいろなことが見えてきて、とても興味深いものでした。

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日本の社会の中で、ネットによってコミュニケーション文化が変わっていく今、どのように福音を宣教するのか……。使命を考えるために、大きなきっかけをもらった3日間でした。


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