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パウロ家族の「パウロを知る“若者の集い”」

2009/03/06

若者の集い

2月28日(土)、東京・四ッ谷にある聖パウロ修道会の若葉修道院で、パウロ家族主催の「パウロを知る“若者の集い”」が開かれました。会場には、青年男女32名が集まり、「パウロ」について学び、深め、祈りました。日本基督教団の塩谷直也牧師と、聖パウロ修道会の鈴木神父の講話、そして聖公会の信徒で、「黙想と祈りの集い」世話人の植松功さんのリードで、「テゼの祈り」をしました。会場の後ろにはパウロ年のパネルも展示され、3人の指導者をとおしてパウロに触れていきました。

 

講話 テーマ:「パウロとわたしの選ぶ道」  講師:塩谷直也牧師

青山学院大学の法学部で「キリスト教」を教えておられる日本基督教団の塩谷直也牧師は、学生に人気のある牧師さんです。語るのがむずかしいと言われているパウロですが、パウロの特徴を4つに分けて、分かりやすく語ってくださいました。その4つとは、下記です。
 ① 罪と戦う人
 ② 知解を求める信仰
 ③ 多様性
 ④ パウロの神学

若者の集い

身近な話題とお得意のマンガを描きながら、ユーモアたっぷりに説明してくださいました。パウロの神学は、ひとことで言えば、“神への回心”パウロが神から選ばれ、神の存在に気づき、“キリストゆえにすべてが損失だと悟った瞬間”から、彼の人生が変えられてしまったこと。パウロに示されたこのような神の計画は、人間の考えをはるかに超え、人の弱さを使って宝石に変えてくださること。そして、わたしたちキリスト者は、“決して一人ではないこと”を教えてくださいました。

将来の可能性が豊かな若者たちにとって、パウロの生き方にどのような印象をもったでしょうか。

昼食では、持参したお弁当をいただきながら楽しく語らいました。

 

「パウロの宣教地巡礼」のパワーポイントによる説明  鈴木信一神父

若者の集い

昼食後は、聖パウロ修道会の鈴木神父が、パウロが宣教した現在のトルコの映像を、パワーポイントで見せてくださいました。開始してすぐコンピュータがフリーズして動かなくなるというハプニングがありましたが、参加者の助けもあって、無事に見ることができました。

印象的だったのは、イエスの宣教活動の範囲は、パウロに比べるととても狭かったということです。パウロのダイナミックな宣教の地理的広がりに、改めて驚きました。

    

テゼの歌と祈り -パウロに合わせて-  植松功さん

集いの最後のプログラムは、聖公会の植松功さんのリードによるテゼの歌と祈りです。聖堂の前に、ローソクをともし、ギターとハープの伴奏の中、聖堂で、テゼの歌をうたいながら祈りました。パウロの手紙から「ローマの教会への手紙」の朗読を聞きながら、深めていきました。

テゼの歌は、短い聖書の言葉を、シンプルな旋律に乗せ、何回も繰り返してうたっていきますが、他の人の歌声を聞きながら繰り返しうたっていくと、次第に心が落ち着き、神の前に身を置いていることが意識されてきます。聖堂にいる人が、ひとつになっていきました。

3修道会・統治の集い 3修道会・統治の集い

祈りの後は、お茶をいただきながら親睦を深めました。パウロ家族としては初めての形の集いですが、パウロ年の催しとして、とてもすてきな一日となりました。

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