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2011年度 使徒職研修会

2011/10/08

今年も、使徒職研修会が、東京・乃木坂にある修道院で行われました。初日の10月5日(水)は、わたしたちと一緒に働いてくださっている職員の方と、全国の書院担当者と院長対象に、一日静修を行いました。お話は、聖パウロ修道会の鈴木神父が、「異邦人の庭」をテーマにお話しくださいました。

2011_使徒職研修会

「異邦人の庭」は、今、世界中の女子パウロ会の書院が目指している方向性を示していることばです。このことばは、2010年度の「世界広報の日」に出された教皇ベネディクト16世のメッセージに端を発しています。デジタル・コミュニケーションの世界においてのお話で、下記のような箇所があります。

わたしたちは道を探し続ける人につねに心を向ける必要があります。実際、福音化の第一歩として、わたしたちは彼らの探し求める努力を励ますべきです。司牧者は、これらのメディアを通してほかの宗教の信奉者や宗教を信じない人、そしてさまざまな文化に属している人とかかわることができます。ですから、デジタル世界において司牧者は、宗教を信じない人、失望した人、そして永遠の真実と絶対者を心の奥底でおぼろげながらも求めている人に目を向ける必要があるのです。預言者イザヤがすべての民のための祈りの家(イザヤ56・7参照)を思い描いたように、まだ神を知らずにいる人に、エルサレム神殿の「異邦人の庭」のような場を提供するものとして、ウェブを思い描くことはできないでしょうか。

2011_使徒職研修会

鈴木神父さまは、豊富な聖書の知識の中から、神殿の中にある「異邦人の庭」の歴史、聖書の中での意味、ベネディクト16世の意図、女子パウロ会の書院での「異邦人の庭」について話してくださいました。その篤い思いが、わたしたちにもビンビンと伝わってきました。

わたしたちの書院には、いろいろな方がやってきます。まず多いのが信者さんやキリスト教について勉強をしている人、キリスト教に興味を持っている人、国内外の観光客・教会訪問者ですが、もっと広く、宗教を信じていない人や失意の内にある人たちも入って来ることができるような書院を目指して、また、働いている者同士も受け入れあっていくためにどのようにしたらいいのでしょう。

2日目の6日(木)は、午前中は日本管区の書院の現状と、これから目指していくことを、管区長のSr.三嶋が話しました。その後、書院毎に分かれて、書院と教会との関係、書院を取り巻く環境、協力者との協働などを見て、これから刷新していきたいことを話し合いました。午後は、書院の具体的な話に入りました。

2011_使徒職研修会

2011_使徒職研修会

2011_使徒職研修会

3日目の7日(金)の午前は、本部で働く人との出会いで、日頃の支部と本部とのやりとりでの不都合や改善点を話し合いました。11:30から聖堂での祈りで、研修会は終了しました。

2011_使徒職研修会

みなが入りやすい書院、心がほっこりする書院、また来たいな~と思うような書院作り、お店の雰囲気も並べられている書籍や典礼用品を見直して、多くの人が集まってくる書院になりますように。そのために、迎えるわたしたちが心を開いて、いろいろな人を受け入れることができるようと、祈ります。

2011_使徒職研修会


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