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女子パウロ会ニュース
日本を愛し続けたSr.エンリカ、イタリアで亡くなる
2012/03/11
イタリアからの宣教女として日本で活躍したSr.エンリカ・パロスキが、3月7日、イタリアで亡くなりました。85歳でした。
1951年8月に来日したSr.エンリカは、35年ほどの日本での宣教活動を終えてイタリアに帰りました。ローマの総本院の受付で働き、会議や勉強、巡礼のために日本から総本院を訪れたシスターたちを温かく迎え、優しい心配りで、安心して過ごせるようにしてくれました。ローマのお母さんのような存在でした。
Sr.エンリカは20年近く受付の使徒職を続けていましたが、健康の衰えから2年ほど前に仕事を辞しました。病人としての生活を信仰の内に穏やかに受け入れ、入退院を繰り返した後、3月7日の午後、使徒の女王病院で亡くなりました。
3月9日、使徒の女王病院の近くにあるジャコモ・アルベリオーネ共同体の聖堂で葬儀ミサが行われました。一緒に日本で宣教した仲間のシスターたち、またイタリア在住の日本のシスターたちが祈る中、御父のもとへと帰っていかれました。
いつもニコニコと目を細めておられ、穏やかなシスターでした。お料理が上手で、味噌汁が大好き、日本食の料理も得意でした。日本の地で、シスターたちを見守り支えていました。
心から日本を愛していたシスターエンリカは、イタリアに帰ってからも日本のために祈り続けていました。東日本大震災のときは心を痛め、日本の被災地のために祈っていました。
Sr.エンリカ、日本でも、イタリアでもお世話になりました。あなたの日本への愛に感謝します。天の御父のもとでも、続けてわたしたち日本のために祈ってください。