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女子パウロ会ニュース
素早く天国へ行ってしまったシスター萩原
2012/12/08
12月5日の夕方、シスターマリア・パオリーナ萩原菊枝が、突然、天の御父のものへ召されました。今年77歳で、来年誓願宣立50周年を迎えるはずでした。
Sr.萩原はとても早起きで、だれよりも早く聖堂に入り、暑いときは窓を開けたり、寒いときには暖房のスイッチを入れたりして聖堂の準備をしてくれていました。その後は祈りをし、5:30ころになるとミサに来る司祭のために門を開けに行き、姉妹たちが聖堂に来るころは、また祈っていました。何事でも早くすることが多かったSr.萩原は、ご自分の人生においても“さっさと天国に行ってしまった”という感じです。
穏やかなほほえみで人々を迎えていたシスターは、1935年、その名のように、菊の季節の10月に栃木県宇都宮市で生まれました。少女のとき、カトリックのゴチック教会の美しさに魅せられて、カトリック教会に入りたいと思いました。17歳で受洗した彼女は熱心に聖人たちの伝記を読み、主イエスに生涯を奉献する修道生活への望みが、次第に大きくふくらんでいきました。
松が峰教会で、宣教に来た女子パウロ会のシスターたちに出会い、。その時から神が招いてくださった道を、まっしぐらに進んで行きました。
1959年1月24日、東京修道院に入会し、1963年6月30日、初誓願を宣立しました。Sr.萩原は、主に「訪問宣教」の使徒職に就いていました。有期誓願期は名古屋教区で家庭、学校、教会への訪問の使徒職を、終生誓願後は福岡、鹿児島、札幌、広島の共同体で使徒職に献身しました。
1991年からは東京に異動し、訪問宣教者として、教会、幼稚園、ミッションスクール、カトリックの病院、町の書店などを訪問し展示即売をしたり、新刊書を紹介しました。ここ数年の日曜日は、カトリック田園調布教会を訪れていました。
葬儀ミサ
献 香
献 花
穏やかなほほえみで人々を迎えていたシスターは、亡くなったときもほほえみを浮かべ、眠っているようでした。シスターの突然の死に、わたしたちは驚きましたが、その穏やかな顔から、もう神さまのもとに行かれたのだと分かり安心しました。Sr.萩原、神さまのもとで、ゆっくりとお休みください。