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長崎支部閉鎖……信仰の地で50年

2013/03/27

信仰の地、殉教の地、長崎からは多くの姉妹が本会に入会しました。この地で50年間行われた宣教は、2013年3月末日をもって終わり、長崎支部を閉じました。

1960年、岡政デパートにセント・ポール・コーナーを開き宣教が始まりました。デパートでの宣教は、1979年まで続きました。

1972年には、大浦天主堂の階段の上り口に「大浦書院」を開設し、日本各地から来る観光客との出会いの場でみことばの種を蒔きました。

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大浦天主堂 右下の茶色の壁の建物が、かつての大浦書院


長崎には、たくさんの教会、保育園・幼稚園、学校、施設があります。長崎は坂道が多く、訪問宣教は大変でした。車が上らない場所は、本を詰めた重い箱を、汗を流して上まで運びました。また、島もたくさんあり、船に乗って宣教に向かいました。

長崎駅の近くにあるカトリック中町教会の敷地内に修道院ができ、聖パウロ書院(後に、NAKAMACHIセント・ポールに改称)が併設されました。島からやってきた信徒の方々に、大いに利用していただきました。近年は、海外からの巡礼者が中町教会を訪れることが多く、書院に立ち寄ってくださいました。

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カトリック中町教会と修道院の建物 書院の看板

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NAKAMACHIセント・ポール NAKAMACHIセント・ポールが開いていたころ

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修道院の聖堂 修道院の玄関

多くの信徒、修道者、司祭、司教さまがたに助けていただき、祈っていただいて、信仰の地、長崎で宣教を続けることができました。

2月27日には、中町教会で感謝の送別会をしていただき、高見大司教さまはじめ、お世話になった神父さまにごあいさつをいただき、感謝でいっぱいになりました。

3月27日、修道院の片づけを終え、長崎教区、中町教会、すべての人々のために感謝の祈りをささげて、修道院の玄関の鍵を締めました。この建物は、耐震補強をした後、中町教会とお告げのマリア修道会のシスターたちが活用してくださいます。修道院の建物が、新しい形で教会の活性化の場となりますように。

みなさま、本当にありがとうございました。


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