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初代総長 シスターテクラ・メルロ帰天50年を記念して

2014/01/28


聖パウロ女子修道会の初代総長シスターテクラ・メルロは、修道会の創立者ヤコブ・アルベリオーネ神父とともに聖パウロ女子修道会を創立したということで、「共同創立者」と呼ばれています。1964年2月5日、シスターテクラが亡くなって今年で50年になります。この記念すべき日を迎えて、わたしたちは、シスターテクラを思い起こし、彼女を多くの人々に知らせたいと思いました。

シスターテクラ・メルロ帰天50年 シスターテクラ・メルロ帰天50年
シスターテクラ・メルロ アルベリオーネ神父とシスターテクラ・メルロ


シスターテクラ・メルロの生涯については、下記のページをご覧ください。
http://www.pauline.or.jp/teclamerlo/

当時、女性が出版活動を行い、また、書籍をとおして宣教するために、オートバイにも乗り車も運転するシスターたちの姿は衝撃的で、なかなか理解されず反感も買いました。しかし、彼女たちには神への信仰と創立者への強い信頼がありました。「今は兵服を縫っているが、いつか、出版するようになる」とアルベリオーネ神父は、若い女性たちを力づけました。

アルベリオーネ神父は、聖パウロ女子修道会の活動をシスターテクラにゆだね、シスターテクラは、創立者の思いを、愛をもって忠実に実現していきました。やがて多くのシスターたちが海外に派遣されると、シスターテクラは母の優しさをもって、彼女たちに接しました。慣れない異国の地で貧しい生活を始めているシスターたちを励まし、祈り、手紙で激励し、ときには実際に訪問しました。

シスターテクラ・メルロのために過ごす一日は共同体毎に決め、DVDを見て、シスターテクラについて分かち合い、共同の祈りをささげました。

日本を訪問したSr.テクラと直接出会ったシスターたちは、その思い出を語りました。

・「信仰と信頼」が彼女の特徴でした。そのまなざしは、いつも遠くを見ているよう、永遠を見つめているようでした。
・「わたしの召命はシスターテクラ・メルロに導かれた」、とはっきり言えます。
・はじめて出会ったとき、素直で開かれた女性なんだなぁ、と思いました。
・一人ひとりが愛され、大切な存在と思われていると感じ。
・シスターテクラの大きな目が表紙にある『よいたりの使者』を読んで、こんな生き方もあるのかと思い、修道生活への興味がわいた。召命の原点となっている。

シスターテクラ・メルロ帰天50年 シスターテクラ・メルロ帰天50年
シスターテクラ・メルロの日を過ごすしおりと、
彼女の伝記『よいたよりの使者』(新版)
分かち合いをするシスターたち


連続講演会 in 長崎 連続講演会 in 長崎
聖体の前での祈り 聖体の前での祈り


シスターテクラに出会ったことのないシスターの数の方が多くなっています。しかし、実際にあった先輩シスターたちの話から、シスターテクラが特別な雰囲気の人で、他のパウロ家族の人々のためにも、母の思いやりをもって援助していたことを知りました。

シスターテクラ・メルロが大切にした、信仰と信頼を生きることができるよう願いながら、今年創立100年を迎えるパウロ家族のために、シスター.テクラ・メルロの取り次ぎをいただきたいと思いました。


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