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パウロ家族創立100周年記念 連続講演会 in 福岡

2014/02/16


パウロ家族創立100周年記念連続講演会の第2回が、2月15日(土)の午後、福岡の大名町教会で行われました。近年まれにみる大雪で、スタッフとして東京から来る聖パウロ修道会のブラザーたちの来福が危ぶまれましたが、いろいろと苦労しながらも、当日のお昼には無事到着し、講演会は万全の体制で迎えることができました。

会場の大名町教会の講堂には、信徒、司祭、修道女の方々が130人も集まってくださいました。

連続講演会 in 福岡 連続講演会 in 福岡
カトリック大名町教会 入口 講演会の受付


前回の長崎では鈴木信一神父の講演でしたが、今回は澤田豊成神父のお話です。鈴木神父とはまた違った語り口で、聞く人をぐいぐいと引っ張ってくださいました。前半は、今回の講演のタイトル「キリストのことばをすべての人に」を取り上げ、本当に、すべての人にと思っているか、すべての人になんて、無理に決まっていると思っていないかというわたしたちの思いから出発し、イエスの復活を体験した12使徒、続いて、パウロ家族の保護者である聖パウロの宣教熱について熱の入ったお話が続きました。

 イエスに選ばれ、イエスと一緒に生活をし、イエスから学び、イエスから派遣されて救いの業を行っていたにもかかわらず、イエスが捕らえられたとき、その関係を断ち切って一人残らずイエスのもとから逃げていってしまった弟子たち。イエスが亡くなった後も、数日間戸を閉め、カギをかけた部屋でビクビクして隠れていた弟子たち。そんな弱い彼らが、公然と「イエスは神である」と力強く宣言し始めました。その結果、捕らえられ拷問を受けても、捕らえられたことを賛美するようになった弟子たち。彼らは、なんとかイエスを宣べ伝えようとしました。パウロもそうです。イエスを信じる者を迫害していた人が、イエスのことを「宣べ伝えずにはいられない」と言うまでになり、いのちを賭けました。この力は、洗礼のときに、わたしたちにも与えられました。「キリストの思いに駆り立てられる」となるまで。パウロが模範です。

連続講演会 in 福岡 連続講演会 in 福岡
司会のBr.徳田 講堂いっぱいの参加者


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講演する澤田神父  


休憩の後のお話では、アルベリオーネ神父が創立したパウロ家族について、詳しく話されました。

質問の時間では、教皇フランシスコが日本への宣教を考えていたときがあったというエピソードから、フランシスコ教皇のみならず、フランシスコ・ザビエルたちも目指し、優秀な宣教者が派遣された日本への宣教について取り上げ、「なぜ日本へと思ったのか?」という質問が出されました。澤田神父は、ご自身が長い期間イタリアで勉強していたときに感じたという、欧米の世界地図のことを話されました。欧米で使用している世界地図では、日本は右の端っこにちょこんとあります。日本が「極東の国」と言われる由縁です。「地の果てまで・・・」というとき、地の果てが日本となるのは、当然だと思ったということです。また他の方は、ドン・ボスコとアルベリオーネ神父の関係について質問されました。

分かりやすい澤田神父お話に、みな喜んでいました。

次回は、3月16日(日)14:00から、広島・幟町教会多目的ホールで、鈴木信一神父の講演です。広島方面のみなさまのお越しをお待ちしております。



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