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姉妹の生活を支えたSr.本村スミ子が御父のもとへ

2016.04.15


Sr.ガブリエラ本村

3月30日(水)に亡くなったSr.アニエス・マリア本村タミ子に続いて、8日(金)の朝、彼女のいとこにあたるSr.マリア ガブリエラ本村スミ子が、御父のもとへ召されました。87歳でした。

Sr.マリア ガブリエラ本村スミ子は、1951年8月21日、福岡の修道院に入会しました。イタリアから来た4人のシスターが日本での宣教をはじめてから3年後のことで、Sr.ガブリエラ本村は、日本の初期の時代を作った姉妹の一人でした。1955年6月30日、東京で初誓願を宣立し、5年後に終生誓願を宣立しました。

名古屋、福岡、広島で福音宣教の使徒職に励み、1979年からは、東京、鹿児島、長崎で、台所の使徒職をとおして、姉妹たちの生活を支えました。長崎では、修道院閉鎖までの11年を過ごしました。

その後、平塚支部に異動し、院内における奉仕の使徒職を、心を込めておこないました。素朴で穏やかな性格でしたが、話が上手で、昔の使徒職での出来事をよく語ってくれました。その話はおもしろく、いつもみなを笑わせていました。

今年の2月に黄疸(おうだん)の症状が出て、すい臓頭部の癌が発見されました。この癌が、胆汁の通り道をふさいでおり、治療を断念せざるを得ませんでした。3月からは緩和治療に移り、医療担当者の配慮と、ご親族や姉妹たちのお見舞いを受けながら、最後のときを穏やかに過ごしました。黄疸の症状が増して、力がない、お腹が重い、だるいと感じても、表情はふだんと変わることなく、お見舞いに行く者がほっとするような存在でした。

「わたしは、これまで大きな病気もしたことはなかったけれど、神さまは最後のときに、大きなささげるものをくださったのね。これは、償いのため。神に感謝。修道会のためにささげることができてうれしい。みんなのお祈りに支えられています」。「みんなはいっしょうけんめいに使徒職をしているでしょう。わたしは何もできないけれど、祈りと病気の苦しみを、修道会のためにおささげします」と言っていました。修道生活を振り返って「楽しかった」と言っていたSr.マリア ガブリエラ本村、今度は天国から取りなしの使徒職をもって、地上に生きるわたしたちを支えてください。

Sr.ガブリエラ本村 Sr.ガブリエラ本村
葬儀ミサ 棺に献香する司式の澤田神父

Sr.本村 Sr.本村
葬儀ミサ 献花をするご遺族



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