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「第52回世界広報の日 記念講演会」開催!

2018.05.19


世界広報の日チラシ
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5月19日(土)の午後、聖パウロ修道会の若葉修道院のホールで、「第52回世界広報の日 記念講演会」がおこなわれました。テーマは、「世界広報の日」のための教皇メッセージについてです。講師は聖パウロ修道会の澤田豊成神父で、教皇メッセージについてお話してくださいました。今年の「世界広報の日」のテーマは、「真理はあなた方を自由にする(ヨハネ8・32)“フェイクニュースと平和的ジャーナリズム”」です。

世界広報の日 世界広報の日
会  場 お話する澤田豊成神父


ネットの世界だからこそ、すぐ広がっていってしまうフェイクニュース。フェイクニュースとは何か。だれが、何のために、どんな悪意を持って流すのか。澤田神父は、コミュニケーションについて、フェイクニュースの問題点、フェイクニュースをどのように見分けるのか、テーマとなっている「真理はあなたがたを自由にする」「平和こそ真のニュース」について、話してくださいました。

「フェイクニュースの見分け方」のところで話された創世記3章の話は、興味深いものでした。ここには、人間が初めて犯してしまった罪が書かれています。蛇とエバのやりとりをよく読んでいくと、見ている視点の違いから、それぞれの心の奥にある人間の欲望が見えてきます。こういうことからフェイクニュースに重なっていきます。

教皇フランシスコのメッセージの終わり載っている、祈りを紹介します。教皇は、アシジの聖フランシスコの祈りに導かれて、真理である主に向けて祈りをつくられました。

   主よ
   わたしたちをあなたの平和の道具にしてください。
   交わりをはぐくまないコミュニケーションに潜む悪に気づかせ、
   わたしたちの判断から毒を取り除き、
   兄弟姉妹として他の人のことを話せるよう助けてください。
   あなたは誠実で信頼できるかたです。
   わたしたちのことばを、この世の善の種にしてください。
   騒音のあるところで、耳を傾け、
   混乱のあるところで、調和を促し、
   あいまいさには、明確さを、
   排斥には、分かち合いを、
   扇情主義には、冷静さをもたらすものとしてください。
   深みのないところに、真の問いかけをし、
   先入観のあるところに、信頼を呼び起こし、
   敵意のあるところに、敬意を、
   嘘のあるところに、真理をもたらすことができますように。
   アーメン。

第52回「世界広報の日」教皇メッセージは、カトリック中央協議会サイトでご覧ください。   → 第52回「世界広報の日」教皇メッセージ


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