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女子パウロ会ニュース
優しいほほえみが心を癒やすSr.徳武が天国へ
2020.03.01
特別養護老人ホーム中井富士白苑に入所していたSr.マリア・エレッタ徳武はつ江が、3月26日亡くなりました。大正11年生まれの97歳でした。
シスター徳武は1922年長野県上田市に生まれ、1948年に洗礼を受けました。カトリック上田教会の当時の主任司祭はフランシスコ会士で、聖パウロ女子修道会のシスターたちを家庭宣教に招いてくださり、その中でSr.徳武はわたしたちの修道会とはじめて出会ったようです。
1952年に入会し、1955年6月30日に初誓願を宣立しました。日本での第2期生で、修道会の初期を担ってくれたメンバーのひとりです。1960年6月30日に終生誓願を宣立しました。
Sr.徳武は初誓願を宣立するとほどなく、当時、聖パウロ修道会が運営していた文化放送に派遣されました。文化放送で働いていたシスターたちが引き上げた後は、当時の中央出版社編集部や月刊誌「家庭の友」編集部で1976年まで勤務しました。
その後、仙台支部に異動したSr.徳武は、1987年まで、仙台司教館に勤務しました。東京に戻って宣教センター本部倉庫事務で働き、宣教センター本部の倉庫関係の使徒職が平塚修道院に移動したときに、Sr.徳武も平塚修道院に異動して使徒職会計のお手伝いをしていました。長いこと事務関係の使徒職にあたってきたSr.徳武は、高齢になっても事務の使徒職を継続することができました。
2010年にアルツハイマー認知症と診断されてからは共同体の中での生活が困難となり、2012年から中井富士白苑にお世話になっていました。施設の担当の方からは、とても愛されていたようです。
Sr.徳武は大往生です。いつもニコニコとほほえんでいたSr.徳武の遺影の微笑みを見ていると、こちらの心も癒やされる感じです。Sr.徳武のささげた生涯を神さまが受け取り、みもとで安らかに憩わせてくださいますように。