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台湾やマカオで宣教したSr.セレナ金嵜が天国へ

2020.10.21


Sr.セレナ金嵜

派遣されたローマの地で、使命をまっとうして天国に召されたSr.マリア・ファティマ竹内街子が亡くなった4日後の10月12日、台湾、マカオで宣教していたSr.セレナ金嵜ハルが、入所していた中井富士白苑で息を引き取りました。88歳でした。Sr.セレナ金嵜は、お姉さんのSr.アルカンジェラ金崎マサとともに、姉妹で聖パウロ女子修道会のシスターです。

Sr.セレナ金嵜は、1932年、新潟県小千谷市に生まれました。上京してお姉さんと一緒のところで働いているとき、1956年に洗礼を受け、24歳で、聖パウロ女子修道会に入会しました。1960年に初誓願を、1967年に終生誓願を宣立しました。

家庭宣教や書院での宣教の使徒職にあたった後、1967年に、設立されて8年を経た台湾の聖パウロ女子修道会に派遣されました。中国語を学びながら書院でも働きました。

台湾の後、マカオに派遣されると、今度はポルトガル語を学ぶ必要が出ました。マカオの書院では、中国語、ポルトガル語、英語の3か国の言葉が必要だったようですが、Sr.セレナ金嵜はたくみ使い分けて、現地の人々と話していたそうです。

1992年には、マカオでの宣教を終えて帰国しましたが、1997年に再度マカオに派遣され、2009年までマカオで活躍しました。その年、休暇のために帰国しましたが、体調がすぐれず、そのまま日本で過ごすことになりました。支援の手を借りながら療養生活を続けました。体力は次第になくなり、2013年からは車イス生活に、2014年からは老人施設でお世話になりました。

若いときは、その小さな身体でエネルギーを全部出し切ったように活発に活動し、老年期は入退院を繰り返しながらも、穏やかに身体の状況を受け入れていきました。コロナ過の中で、お見舞いのために施設を訪問することがなかなかできませんでしたが、15分という短い面接時間の中で、Sr.アルカンジェラと、姉妹としての最後のときを過ごしました。台湾、マカオのシスターたちも、いつもSr.セレナ金嵜のために祈ってくださっていました。

Sr.セレナ金嵜
葬儀ミサ


Sr.セレナ金嵜
最後のお別れ  棺に花を


宣教女として、愛を込めて使徒職を果たしたSr.セレナ金嵜、あなたの模範をいただき、わたしたちも、それぞれに与えられた使命をまっとうすることができるよう、天国から祈ってください。



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