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女子パウロ会ニュース
広島教区の新司祭・伊藤正広神父が、初ミサに!
2023.06.06
伊藤新司祭
先週、東京教区の冨田新司祭が初ミサに来てくださいましたが、今週は、広島教区の新司祭・伊藤正広神父が、初ミサに来てくださいました。初ミサラッシュ! でうれしいです。
伊藤神父は、広島教区カテドラルで叙階式を迎え、その後、広島教区カテドラルの幟町教会の助任司祭として派遣されました。
なぜ、女子パウロ会の初ミサに来てくださったかというと、それは、伊藤神父のキリスト教との出会いに関係しているようです。伊藤神父は、キリスト教との出会いについて、説教の中で次のように語ってくださいました。
説教
最初の、わたしとカトリックとの出会いは、広島司教座聖堂の幟町教会の中にある聖パウロ書院があり、そこにふらっと立ち寄った。そのときは、まだ10代だった。そのとき、お店にいたシスターが、30歳を過ぎてお店に入ったら、同じシスターがまだいた。感慨深いものがあった。シスターの存在がなかったら、今のわたしはここに立っていないというのは、間違いないと思う。司教座聖堂で入門講座を受けて、洗礼に導かれた。そのときの講座は、ナミュールノートルダムのシスターだった。入門の最初のころは、シスターに手取り足取り、育ててもらったなぁと改めて思う。そのシスターから神父になりませんか、と勧められた。そのときは、なりたい気持ちはなかったが、3年間ほど考えて、死ぬとき何を後悔するか考えたとき、この道に挑戦しないことを、一番後悔すると確信したので、ここの道を歩んだ。
養成担当の司祭から、憧れの神父はいますかと尋ねられて「いません」と答え、その司祭は寂しい顔をしていたのを思い出す。わたしにとって、本当にシスターとの関わりだった。今は神父になったので、複雑な思いである。(笑)
東京に来ると、世俗というのを感じる。世俗の価値観、お金儲けの価値観、目に見える繁栄、というものを強く感じるのが東京という町である。その中にあって、修道者の存在は地の塩だと思うし、長く生きてくださいという思いだ。何かするのではなく、そこにいてくださるという、存在だけで大きな意味がある。
「褒めすぎでしょうか」と、伊藤神父は照れくさそうにされていました。人々に影響を与える人、司祭として、これからも信徒のために働いてください。そして、これからもわたしたちの書院をよろしくお願いします。
伊藤神父と話す広島出身のシスターと広島支部にいたシスター
伊藤神父を囲んで