教会をたずねて
カトリック初台教会(東京教区)
聖堂正面の十字架 |
祭壇 |
ご聖体のみ心の 絵と聖櫃(せいひつ) |
朗読台 |
絶えざる御助けの聖母 |
聖水入れ |
聖堂正面 |
小聖堂 |
祭壇正面のバラ窓 |
十字架の道行 |
洗礼盤 |
告解室 |
こどもの部屋 |
聖堂入り口 |
パイプオルガン |
スピーカーと液晶モニタ |
教会入り口 |
ルルド |
聖アルフォンソのご像 |
歴史と聖堂内部
初台教会は、新宿副都心に程近い山手通り沿いにあります。
戦後信仰の自由が確立され、キリスト教への関心も高まりました。しかし、国内でその人たちを導くための聖職者の数は、不足していました。そのため、海外の多くの修道会・宣教会から、宣教師たちが来日しました。
横浜教区の脇田司教の招きに応えて、1948年にカナダのケベック州からレデンプトール会のセンタン・ド・ポープレ管区が来日し、 鎌倉で宣教活動をはじめました。
そして彼らの宣教は、1951年には東京の初台においても開始されました。戦災で焼け残った蔵を使って仮聖堂とし、その上に修道院が増築されました。この蔵は、1953年12月に聖堂が献堂された後も、2002年8月に取り壊されるまで、修道院の図書などの保管庫として使用されました。
1954年、聖ヨゼフ保育園が開園し、最初の教会報も発行されました。また1956年には、世田谷小教区から独立し、初台小教区となりました。
1964年7月には、聖堂が献堂され、40年近くにわたり、この地の信仰と祈り場として、多くの人びとに親しまれました。
山手通りの拡張工事に伴い、1964年に献堂された聖堂は解体され、2002年9月16日新聖堂の献堂式を迎えました。
現在の聖堂は、それまでの聖堂の雰囲気を残しつつ、新しさを感じる聖堂でありたい、また聖堂の外観は山手通りから見て、一目で教会とわかる建物で、何か心に響く印象を与えるものなどというデザインコンセプトのもとに建設されました。
大聖堂には、仙台の司教座聖堂である元寺小路教会のために船越保武氏が制作し、元寺小路教会の改築の際に取り外された十字架の道行が設置されました。祭壇正面には、ステンドグラス作家の志田政人氏によって、「聖霊がまばゆい光となって舞い降りる様を表現した」バラ窓が着けられました。さらに、聖歌表示や、典礼の助けとなる文字・画像などの表示、冠婚葬祭にも利用できるプラズマディスプレイが導入されました。
明るく美しい聖堂は、初台教会の新しい宣教の場として、人びとに親しまれていくことでしょう。