教会をたずねて
カトリック手取教会(福岡教区)
- 教会堂名:日本の聖母
- 主日のミサ:9:00、11:00
第3日曜 14:00(ベトナム語)
土曜 18:00
- 〒860-0845 熊本市上通町3-34
- TEL:096-352-3030 FAX:096-352-1515
聖堂正面 |
聖堂前方 |
祭壇 |
十字架 |
聖櫃(せいひつ) |
朗読台 |
脇祭壇 |
脇祭壇 |
洗礼盤 |
聖堂内 聖母子像 |
聖堂内 聖ヨセフ像 |
十字架の道行き |
ステンドグラス |
ステンドグラス |
聖水入れ |
オルガン |
パイプオルガン |
告白場 |
天井 |
聖堂壁側 |
聖堂後方 |
小聖堂 |
聖堂前庭 マリア像 |
信徒会館 |
案内所 ぶどうの樹 |
案内所 ぶどうの樹の中 |
歴史と聖堂内部
1889(明治22)年3月、コール神父が熊本に派遣され、薬園町の借家を「天主公教公義所」として熊本における宣教を開始しました。コール神父の宣教は、極貧層の人びと、特にハンセン病の方たちにも及びました。
同年11月には、幼きイエズス修道会のシスター4人が熊本に着任して、山崎町に仮修道院を置き、コール神父の宣教に協力しました。シスターたちは、草葉町で裁縫塾をしながら、教理を教え、病院訪問、孤児の世話(熊本天使園の前身)をはじめ、1891(明治24)年に和洋裁教習所を開設しました。
1894(明治27)年に教会は手取本町に移転して、聖堂と司祭館が建設されました。
1898(明治31)年、マリアの宣教者フランシスコ修道会の5人のシスターたちが、ハンセン病患者の治療のために来熊し、待労院(たいろういん)を設立しました。
幼きイエズス修道会は、上林町に診療所(イエズスの聖心病院の前身)を開設し、貧困の病人の施療を行いました。さらに翌年には、熊本仏英女学校(熊本信愛女学院の前身)を設立されました。
1906(明治39)年に熊本市上通町に日本家屋の聖堂、1920(大正9)年には手取教会旧礼拝堂が建築されました。翌年には、司祭館の西に煉瓦の塀が造られました。
1928(昭和3)年、現在の聖堂が建設され、日本の聖母にささげられました。翌年には、フランスから新しい鐘が到着し、正午にその鐘が鳴らされました。
1930(昭和5)年には、庭にマリア像が建立され、司祭館も建て直されました。
1936(昭和11)年3月、花岡山において、小笠原マリア、加賀山隼人等の殉教碑の除幕式が行われました。
1949(昭和24)年、旧聖堂を校舎として使用して、洋裁学校聖マリア学園が設立されました。
1950(昭和25)年、聖コロンバン外国宣教会が熊本地区を担当するようになり、主任司祭として地区長ハンター神父が着任しました。
1957(昭和32)年、教会の正門横にカトリック案内所がつくられました。
1966(昭和41)年、信徒会館ホールが落成し、聖マリア学園の生徒数の増加のため鉄筋コンクリート2階建ての校舎が増築されました。
1969(昭和44)年、聖堂の改築、さらに1989(平成元年)には聖堂補修と司祭館改修が行われました。
1978(昭和53)年、聖堂建立50周年記念式典、1989(平成元年)には宣教100周年の記念パーティーが行われました。
2008年には、聖堂改修と信徒会館、司祭館改築、カトリック案内所「ぶどうの樹」が改築され、10月には落成式が行われ、熊本市の中心にあって大きな宣教の拠点となっています。