教会をたずねて
カトリック松が峰教会(さいたま教区)
- 教会堂名:聖マリアの誕生
- 主日のミサ:10:00
第1,3日曜 14:00(英語)
第1日曜 16:00(ポルトガル語)
- 〒320-0807 栃木県宇都宮市松が峰1-1-5
- TEL:028-635-0405 FAX:028-635-9666
聖堂外観正面 |
聖堂前方 |
祭壇 |
祭壇正面 十字架 |
聖櫃(せいひつ) |
赤ランプ |
朗読台 |
司祭席 |
聖堂内 聖母子像 |
十字架の道行き |
洗礼盤 |
パイプオルガン |
聖水入れ |
告解場 |
柱とライト |
登録有形文化財のプレートと 聖別の十字架 |
聖堂後方 |
庭の聖母像 |
歴史と聖堂内部
カトリック松が峰教会は、1888(明治21)年にパリ外国宣教会のカジャック神父によって川向町に「宇都宮天主堂」として建てられました。1895(明治28)年には、現在の土地に移転しました。
1910(明治43)年に最初の聖堂が建てられ、現在もその石壁の一部が残されています。
現在の聖堂は、1932(昭和7)年に完成し、11月23日聖別式が行われました。当時の聖堂は、畳敷きでした。
1938年(昭和13年)には、ミカエル・シャレット神父により松が峰教会付属幼稚園として聖堂横に、松ヶ峰幼稚園が設立されました。
しかし、1945(昭和20)年7月12日に空襲により聖堂が罹災(りさい)し、聖堂の復元工事が完了したのは1947(昭和22)年でした。
1970(昭和45)年には、80周年の記念行事として信徒会館が落成し、1972(昭和47)年に納骨堂が完成しました。また、1977(昭和52)年に祭壇改造され、翌年にはバロック式のパイプオルガンが設置されました。
1982(昭和57)年、聖堂献堂50周年を迎えました。聖堂が造られた際に取り付けられたアンジェラスの鐘は、第2次世界大戦の中の貴金属より供出されましたが、50周年を記念し新たなアンジェラスの鐘が再び取り付けられました。
この年、聖堂が日本建築学会『日本近代建築総覧』に選定されました。
1988(昭和63)年には、教会創立100周年が祝われました。
1998(平成10)年に聖堂は国の『登録有形文化財』に選定され、聖堂内に聖別式塗油記念の燭台設置されました。
2000(平成12)年には、2階にある聖堂に入るためのエレベーターが新設され、聖堂もライトアップされるようになりました。
大谷石の風化が進み、外壁の崩壊が甚だしく、落石の危険性があったため、聖堂は修復されることになり、工事は2001(平成13)年4月に完了しました。
2002(平成14)年に宇都宮市『まちなみ景観大賞』を受賞し、翌年にうつのみや『百景』に選定され、2006(平成18)年には『大谷石百選』に選定されました。
松が峰教会は、宇都宮のシンボルとして、信徒だけではなく、多くの人びとに愛され、親しまれています。