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キリシタンゆかりの地をたずねて
静岡県 静岡市
カトリック静岡教会 ジョアン原主水像
カトリック静岡教会
駿府城濠端、静岡市葵区城内町にあるカトリック静岡教会の中庭には、小坂圭二氏による原主水の銅像があります。徳川家康につかえた旗本でありながら、その宗教の故に追放され、江戸の元和の殉教で殉教した原主水の凛々しい姿が、キリシタンたちの信仰を伝えています。
この銅像の後ろの壁には、「駿府宣教再会記念碑」があり、下記の言葉が刻まれていました。
駿府宣教再会記念碑
駿府におけるカトリックの信仰は、慶長12年(1607)徳川家康に随伴して来府した、ジョアン「原主水」「おたあジェリア」らを中心に武士、庶民の間に広がり慶長16年(1611)イエズス会ジェロニモ・デアンジェリス神父たちの献身的努力により二つの布教所が設けられ、駿府キリシタンの最盛期を迎えた。
慶長17年(1612)幕府によりキリシタン禁教令が発せられるや、信徒の摘発、追放、過酷な迫害が相ついだが、信徒らはこれに屈することなく主なるキリストとその福音を信じ、主の受難の道に倣い神への堅い信仰と熱愛を証しし、その教えに殉じた。
時移り明治17年(1884)神の恩寵と摂理のもとパリ外国宣教会テストヴィド神父により教会が建てられ宣教が再開された。
カトリック静岡教会宣教再開百年に当たり駿府キリシタンを象徴する原主水像を刻みこれら先人の偉業を称え絶えざる崇敬の念を捧げる。
1984年11月3日カトリック静岡教会
- 住所:〒420-0854 静岡市葵区城内町1-5
- アクセス:「静岡駅」北口から徒歩で20分
バス市内旬間中町下車5 分、麻機線英和女学院前下車2分
“Laudate”教会をたずねて → カトリック静岡教会
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