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キリシタンゆかりの地をたずねて
千葉県 佐倉市
臼井城
1114(永久2)年、千葉常兼(ちば つねかね)の3男常康(つねやす)が臼井氏を称し、臼井郷に居館を構えました。臼井城の築城年代ははっきりしませんが、14世紀中ごろに臼井氏の中興の祖と云われる興胤によって、この城の基礎がおかれたと伝えられています。
戦国時代になり、弘治3(1557)年、臼井景胤(うすい かげたね)の遺言により、嫡男・久胤(ひさたね)の後見として原胤貞(はら たねさだ)が臼井城に入り善政を行いました。この時から臼井城は原氏の支配下となりました。
原主水は1587(天正15)年、臼井城主・原胤義(はら たねよし)の嫡男として、この臼井城で生まれました。
原氏は、1590(天正18)年の小田原征伐に北条氏方について参加し、千葉氏とともに滅亡しました。
徳川家康が関東に入り、臼井城に家臣酒井家次が入城しましたが、1593(文禄2)年1月失火により炎上し、1604(慶長9)年に廃城にとなりました。
現在城跡は公園となっており、本丸跡からは印旛沼を眺めることができます。
- 住所:千葉県佐倉市臼井田町
- アクセス:京成本線 京成臼井駅下車 徒歩25分
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