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キリシタンゆかりの地をたずねて
熊本県 熊本市
花岡山公園 殉教碑
「加賀山隼人正息女墓」と彫られた墓 | 顕彰碑 |
熊本市の花岡山の中腹の陸軍墓地の前に、1636(寛永13)年1月30日に禅定院で斬首され殉教した小笠原玄也一家の墓があります。
自然石に「加賀山隼人正息女墓」と彫られた墓が発見されたのは、江戸時代末期の文政年間のことでした。キリシタンとして葬られた、キリシタンの墓が公に残っている唯一のものです。
発見されたのは台石だけと自然石でしたが、加賀山一族がその上にその上にその自然石の伏碑を置きました。
1915(大正4)年に、加賀山八家の人びとがその側らに石碑を建て「二百八十年記念加賀山隼人正向興良之息女寛永十二年十二月二十三没」と刻み、裏面に加賀山八家姓名を彫りました。
1936(昭和11)年には、熊本市のカトリック手取教会の人たちによって、徳富蘇峰題、米原鶴太撰分、菊池直人書の顕彰碑が建立されました。蓋石には「加賀山隼人藤原興良息女」と刻まれています。
そして、1978(昭和53)年に熊本カトリック教会によって「花岡山殉教者記念碑」が建立されました。
毎年4月の第日曜日には、この殉教碑の前で、「花岡山殉教祭」が行われています。
加賀山八家によって建立された石碑 | 花岡山殉教者記念碑 |
- 住所:〒860-0047 熊本県熊本市春日4丁目
- アクセス:熊本市電「祗園橋電停」駅下車 徒歩40分
- 問い合わせ:カトリック島崎教会 TEL.096-352-5610
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