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キリシタンゆかりの地をたずねて

熊本県 天草郡苓北町

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富岡城跡

富岡城跡にできたビジターセンター 富岡城跡の標識
富岡城跡にできたビジターセンター 富岡城跡の標識

1601(慶長6)年、天草の領主となった肥前唐津藩城主・寺沢志摩守広高隆によって築城されました。

1614(慶長19)年6月5日、伝道師アダム荒川は、この城のふもとで斬首され、殉教しました。

 寺沢氏は、富岡城に番代を配置し天草を統治しましたが、1637(寛永14)年の「天草島原の乱」で一揆軍から攻撃を受けました。唐津藩の必死の守りで落城は免れましたが、乱鎮圧後、山崎甲斐守家治の領地となり、山崎氏は大規模な修築及び拡張を行い現在に見られる富岡城の形ができました。

 その後、天草は天領となり鈴木重成が代官となり、石高の半減を訴えて江戸で切腹したことはよく知られています。石高の半減を幕府が認めたのは、第三代の代官・鈴木重辰の時でした。

 1664(寛文4)年に戸田忠昌に与えられ、 1670(寛文10)年、忠昌は負担解消のため本丸と二の丸を破却、城は廃城とされ再び天領となります。
 天領時代は、三の丸に代官所がおかれ天草の行政の中心となりました。

 2005(平成17)年には、本丸に富岡ビジターセンターが開設され、当時の富岡城が蘇りつつあります。

 ビジターセンターでは、雲仙天草国立公園の内容を紹介や天草地域の自然景観、歴史、文化環境等についての情報が発信されています。

富岡城跡から見た苓北の海 富岡城跡“天草の恩人”の像
富岡城跡から見た苓北の海 富岡城跡“天草の恩人”の像


  • 住所:天草郡苓北町富岡本丸2245-15
  • アクセス:熊本市から車で2時間40分
          天草空港から車で30分
          長崎茂木港から富岡港までフェリーで70分。富岡港から徒歩で5分
          「富岡港」バス停下車 徒歩20分
  • 問い合わせ先:TEL 0969-35-1111(苓北町役場商工観光課)

※ 熊本県富岡ビジターセンター・富岡城

  • 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時45分まで)
  • 休館日:毎週水曜日(水曜日が休日の場合、翌日が休館日)
  • 入館料:無料
  • 駐車場:無料
  • ホームページ:http://www.tomioka-visitor.ecnet.jp/

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