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キリシタンゆかりの地をたずねて
広島県 三原市
聖トマス小崎殉教碑
日本26聖人殉教者の一人で伊勢出身のトマス小崎は、16歳でした。彼の父ミゲル小崎も、一緒に殉教しました。
彼は、長崎へ向かう途中の安芸国の三原城で母に宛てた手紙を残しています。
神の御助けにより、この手紙をしたためます。パードレ以下われわれ24名は、列の先頭を行く制札に書かれた判決文のように、長崎で磔刑を受けるため、ここまでまいりました。わたしのこと、またミゲル父上のこと、ご心配くださいませんように。パライソですぐお会いしましょう。お待ちしております。
・・・(中略)・・・
わたしのふたりの弟マンシオとフェリペを、どうか異教徒の手に渡さぬよう、ご尽力ください。わたしは母上のことをわれらの主にお願いいたしましょう。母上からわたしの知っている人びとによろしく申し上げてください。・・・・・・
陰暦12の月2日安芸の国、三原城にて
1993(平成5)年1月に、カトリック三原教会によって城町の「船入櫓跡」横にミゲル小崎の像が建立されました。
- 住所:広島県三原市城町2-14
- アクセス:JR山陽本線 三原駅下車 徒歩3分
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