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キリシタンゆかりの地をたずねて

京都府 京都市

ゆかりの地

物語

フランシスコの家


外観 中庭のキリシタン灯籠と建物

1593年、ペトロ・パプチスタ神父以下4名のフランシスコ会士は、ルソン(フィリピン)総督の使節として日本に派遣されました。

 すでに1587年、豊臣秀吉によってキリスト教禁教令(天正禁令)が出されていましたが、秀吉は、彼らを快く謁見し、京都の妙満寺跡地を彼らに与えました。

 フランシスコ会士たちは、秀吉に与えられた地に、修道院と貧しい人たちのための病院を建てました。

 この地に200人以上のキリシタンが移り住み、ゼウスからとって「だいうす町」と都の人びとから呼ばれました。

 1596年10月のサン=フェリペ号事件をきっかけに、秀吉は、1596年12月8日に再び禁教令を公布し、大阪と京都でフランシスコ会士とイエズス会士、さらに信者たち24名を捕らえました。
 彼らは長崎に向かい、道中で2人の信者たちが捕らえられ、長崎の西坂において殉教しました。
 1862年6月8日、ローマ教皇ピオ9世によって「日本26聖人殉教者」として列聖されました。

 また、1619(元和5)10月6日に正面河原で殉教した元和の大殉教者たちも、このだいうす町に住む信者たちでした。

だいうす町にあった、修道院・病院・教会の跡が、「フランシスコの家」と周辺です。

 2013年の秋に、老朽化のため旧「フランシスコの家・キリスト教文化資料館」は解体されました。2014年2月に再建されましたが、「キリスト教文化資料館」はなくなりました。

 旧フランシスコの家・キリスト教文化資料館


  • 住所:〒600-8390 京都市下京区岩上通り四条下る佐竹町388
  • アクセス:京都駅から 9, 28, 50, 52番のバスで「四条堀川」下車 徒歩3分
          三条京阪から 11, 12, 13, 8, 27番のバスで「四条堀川」下車
          阪急・「大宮駅」下車2番出口(南出口に進み、左側の階段で地上に出る徒歩5分

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