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聖書を読もう!

聖書各書のミニ知識

箴言(格言の書)

詩編の後に「箴言」と名付けられた書があります。別名「格言の書」とも呼ばれるこの書は、名のとおり格言、ことわざなどがおさめられています。箴言は、「教訓書」の部、知恵文学に入ります。

この書の著者は、「ソロモンの箴言」と1章1節にあるように、ソロモン王であるとユダヤ、キリスト伝承では言われていますが、箴言全体が彼の著とみるのは難しいのですが、その中のいくつかはソロモンまでさかのぼると言われています。いずれにせよ、人々はソロモンを念頭において知恵文学を味わってきました。

「格言集」なので内容も断片的です。しかし、格言集とはいうものの、神の民イスラエルが残した書物なので、その特徴があちこちにみられます。

知恵、謙遜、神を恐れる者、言葉、舌、証言、正義、律法、愛、友情、神のむくい、訓練、富、幸福、怠惰、親、老人、夫婦、王……などのテーマが断片的にちりばめられています。
 全体からテーマごとに読んでいくのもいいかもしれません。

箴言の構造と内容
第1集 第2集 第3集 第4集 第5集 第6集 第7集
前書き
1~9章
ソロモンの箴言 I
10~24章
知者の言葉
22.17~24.34
ソロモンの箴言 II
25~29章
アグルの言葉
30.1~33
ルムエルの言葉
31.1~9
有能な妻
31.10~31
1)箴言の目的
(1.1-7)
1)第1の箴言
(22.17-24.22)
1)(25.1-27.22)
2)知恵の訓戒
(1.8-9.18)
2)第2の箴言
(24.23-34)
2)(27.23-27)
3)(28.1-29.27)

31章10節からは、ヘブライ語のアルファベト詩を用いています。

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