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新世紀ルーツへの巡礼

目次

聖パウロの大聖堂

1) 聖パウロ大聖堂建築

聖パウロ聖堂正面から

アルバに建てられた聖パウロ聖堂は、「神のしもべ」の司牧的展望、教会と世界との救いの対話、アルベリオーネ神父の預言的ビジョンが集約していると考えると、「アルベリオーネ聖堂」と呼ばれてもいいものです。

アルバは聖パウロ修道会の母院、修道会創立の発祥地、聖パウロ家族の魂の中心地です。そこには、アルベリオーネ神父と彼に従った仲間、彼を信じて協力を惜しまなかった人々の足跡が記されています。

彼に従った会員は、最初の2人に加えて、1916年には16人、19年には35人、20年には42人、21年には90人、聖年のあった1925年には、500人に達していました。

フランシスコ・レ司教、エステル・ヴィコ、彫刻家であり、設計者であるジュゼッペ・ガッロをはじめ、2万5千人に及ぶ協力者が、聖パウロ大聖堂建築にあたって貢献しました。

1925年6月30日(聖パウロの祭日)に、はじめの礎石が置かれ、同年には基礎工事が終了し、一時的に中断せざるをえなかったにせよ、1928年に再開し、同年10月28日に落成式を迎えることができました。

1938年にパイプオルガンが設置された時には荘厳な祝典が催され、1941年に主祭壇が聖別され、46年には「栄光のパウロ」のご像が設置され、48~49年にかけて香部屋が建てられ、48年には使徒の女王祭壇が、そして、聖師イエスのイコン、聖ヨセフや聖ペトロなどの祭壇が56~59年にと次々と加えられ、63~64年に正面の扉が完成しました。

64年といえば、聖パウロ会創立50周年にあたります。その時、ローマでは教皇ヨハネ23世の招集によって開かれた第2バチカン公会議(1962~1965年)中でした。9月23日聖女テクラの祝日に、公会議に出席していた世界の数多くの司教の出席のもと、アルベリオーネ神父により聖堂の落成式がとりおこなわれたのです。

◆5--2聖パウロの大聖堂


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