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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 パウロ家族は創立100周

 2)3年間の準備の歩み

「アルベリオーネ神父」

2014年8月20日には聖パウロ修道会、パウロ家族創立100年にあたり、準備委員会はパウロ家族の100周年の歩みを一つの歴史として見るというテーマの中を歩むように全会員にメッセージを送りました。それというのも、 準備期間であるこの3年間は、次の100年に向けて歩んでいく私たちにとって大きな節目、土台、柱を見いだしていくための期間だからです。
3年間の歩みは
 ・1年目:パウロ家族 観想すべき一つの歴史
 ・2年目:パウロ家族 生きるべき一つの歴史
 ・3年目:祝い、告げ知らせるべき、驚くべき救いの歴史
として生きていきます。

創立者が主の呼びかけを受け、「はい」と応え、パウロ家族という神の大きな計画を託され、実現していった具体的な歩みについて見ていきます。

パウロ家族がいただいたたまもの、パウロ家族の姿、これからのパウロ家族のあるべき姿は、どれほど恵みに満ちたものであるか、どれほどかけがえのないものなのか、そこにパウロ家族メンバーがどれほど責任を負っているのか、次の世代に伝えていくものは何なのかをもう一度一人ひとりが自覚し、見つめていくこと、そして、新たな歩みを主の前で「はい」と宣言するのです。

パウロ家族がいただいた神の神秘を思いめぐらしていると、あまりにもすばらしく、私たちには理解できないほどであることに気づきます。

創立者はエフェゾの手紙をかりて「あふれるばかりに神の豊かな恵みが注がれた」と言います。
あまりのすばらしさに驚き、パウロ家族に与えられた神の汲み尽くせないほどの豊かな神の働きを見いだし、それを観想していきます。

神のご計画の視点でどれほどパウロ家族の歩みを見つめ直し、とらえ直すという霊的な歩みの中に導かれていくのです。

創立者は、教会のあるべき姿、司牧はどうあるべきか、福音宣教とはなんなのか…を深めていき、その後で、創立者は固有の手段として当時の印刷という手段を選びとり、それをパウロ家族に託していきました。

その歩みの中で創立者は、自分がどういう役割を果たしたのか、パウロ家族はどういうものであるのかを当時の会員に語っています。

創立者にとって、その歩みは神の働きであり、同時にそれに答えられない人間の罪の歴史であり、しかし二つが一つに結びつくことによって織りなされたものであると語っています。実に「神のあわれみの歴史」であることと最初から語られています。

そこで、神が成し遂げてくださったことを見つめて、神の働きかけとしてパウロ家族をみていくことによって、観想に導かれるのです。

まず第1は、神の働きかけを見つめます。
そして、神の歴史であると同時に、人間の歴史でもあるのです。これはパウロ家族にとって、大きな神秘です。つまり、神の働きの神秘であり、それに応えていく人間の働きの神秘であり、その二つが一つになったところにパウロ家族の神秘が存在するのです。

創立者は、これをイエスとの対話のうちに、パウロとマリアとの関わりの中で、日々黙想している、と述べています。

弱い人を招いてくださる、弱い人間として神から使命を託された者として、すべては神がしてくださらなければ何もできないと確信しつつ、すべてを捧げていくのです。それは契約として、今もパウロ家族メンバーに祈りの形として残され大切にされています。

◆12-創立100周年に向かって


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