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新世紀ルーツへの巡礼

目次

　パウロ家族は創立100周

　10)固有の使命、固有の霊性７

DF日本語

創立者とそのメンバーが、聖体からすべてを受け取っていったということは、つまり、パウロ家族メンバーにとって、聖体は、自らの生き方、霊性の根幹となっていくということです。

聖体からすべてを受け取っていく、つまり、自分たちの生き方、考え方を変えていくということでもあるのです。聖体は変革のシンボルなのです。

聖体からの光を逃さない、自分の中に受けとめていく姿勢、そしてそれが本当に神からの言葉なのかどうかを識別していく努力の中に神の働きかけは花を開き、実を結んでいくのです。

「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい」とイエスは言われるので、聖体のもとでみなが照らしを受けるということは、イエスの生き方に、わたしたちの生き方を方向づけていくことを意味します。このように方向づけられた人こそ、新しい使徒の群れとして、共同体、組織を創り、キリストに生かされた者になっていき、そこに師であるイエス・キリストが現れていきます。

聖体のイエスのもとで、わたしたちの状況や社会状況を見、そこで教会の教えや神のみ心が明確にされていき、神のみ心を生きていく力が与えられていきます。それは聖体祭儀と聖体訪問です。そこに道・真理・いのちのイエスが生きてきます。

イエスの言葉、教会の教え、社会状況、現実の様々な状況、わたしたちをとりまく現実の問題などを聖体のイエス、光によって見つめることにより、真理であるイエスを学びます。

そして、神のみ心が何であるか、神のメッセージが何であるかを理解していくことができるようになっていきます。

これをイエスの模範、生き方の特徴に刺激され、イエスに導かれて、イエスのみ心に従ってわたしたちの道を歩んで行くことができるようになります。

こうみるなら、創立者の体験した今世紀を分かつ夜の体験の中に、道・真理・いのちの霊性が垣間見られるのです。この中に、わたしたちの霊性の特徴を学びとっています。

道・真理・いのちである師イエス・キリストの霊性、それはキリストのすべてを表すのであり、それが人間の場合、知性、意志、心に対応し、それも人間の全体をすべて巻き込んでいるという意味で言われています。

わたしたちパウロ家族のメンバーは、聖体の力で養われ、歩み続けて行くのです。つまり、これが道であるイエス・キリストです。

創立者は、イエス・キリストの言葉を借りて会員に言います。
「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい」と。

これこそ、中心、核心にあることで、絶えず問い続けることです。そして、この歩みが今日も問われている挑戦です。

そして、教皇フランシスコが「」と宣べられていますが、パウロ家族にとって原点に戻って、今あるところがら「出ていくこと」でもあるのです。

◆12-創立100周年に向かって

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