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新世紀ルーツへの巡礼

目次

聖師イエス大聖堂

2) 聖師に奉献された聖堂2

聖師イエス大聖堂
聖師イエス大聖堂

師イエズス修道女会は創立の最初から礼拝の祈りが間断なく続けられており、この彼女たちの祈りは全世界に開かれていました。

年を経るに従い、創立者は、パウロ家族の中の違い、特徴の中で、「師イエズス修道女会は自ら、道・真理・いのちである聖師イエス・キリストを生きること、またパウロ家族のメンバーが、道・真理・いのちである聖師イエス・キリストを生き、理解し、愛するため、そしてその信心を広めるために働くこと」と言っています。

この聖堂の設計にたずさわった師イエズス会修道女シスターアガル・ロケは、この聖堂建築にあたり、2つの目的を心しました。
ひとつは、創立者がパウロ家族に渡された霊性の総合を目にみえるものとすること、もうひとつは、創立者が望まれた師イエズス修道女会の生活とミッションの中心がこの聖堂の中に生き生きと見いだせることでした。

彼女は、創立者の考えをあたため、祈り、創立者の意向に従い、この聖堂が、真の礼拝の聖堂であること、師イエスの栄光……を表現することに心し、ラフを作っては何回も何回も創立者が首を縦に振るまで彼のもとを訪れました。

シスターは、こう言います。

聖堂は礼拝の場です。創立者がおっしゃっておられた言葉「聖堂は礼拝に導かれる場であること」を毎日考えました。

師イエスは、神と人とが出会い、神と歴史の出来事とが出会う秘跡であり、それがこの聖堂に描写されています。

神の花嫁が花婿と共にささげる儀式の場、空間としての聖堂を考えました。それは、まさに、本質的に典礼のイメージなのです。 神の民が霊の働きによってに集められ、主の体となってひとつに集められる姿が描かれています。

全宇宙が聖霊の働きにより、生き生きと生きたものとされ、キリストの神秘がささげられる共同体の場です。また聖堂の構造は幾何学的にも考えられて造られています。

師イエズス修道女会会員は、弟子として、イエスにおいて聖霊のうちに、人類の救いの必要を御父に請い、神と人びとの仲介者としての司祭的使命を果たし続けるのです。

これこそ、彼女たちがパウロ家族の中でもっている明確な役割です。

聖師イエスの祭日のミサ
聖師イエスの祭日のミサを祝って

道・真理・いのちであるキリストを観想し、その神秘の中で、師イエズス修道女会のシスターたちは、創立者の意向に忠実に従い、日々の聖体礼拝を優先し、三位の神のダイナミックな交わりを生活のあらゆる場に及ぼしていくことです。
この三位の神の愛の交わりは、シスターたちの個人的な、また共同体的生活を支えています。

道・真理・いのちである聖体の師イエスは、師イエズス修道女会が創立者から託され、教会から承認された使命を通して、神の計画を実現するためのあらゆるものがキリストのうちに集められるダイナミックな力の中心なのです。

◆5--5 聖師イエス大聖堂


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