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新世紀ルーツへの巡礼
4--3 師イエズス修道女会 認可への道 2
8) 師イエズス修道女会とその会憲の最終認可
創立者とシスタースコラスチカ
1959年9月から1960年2月に、アルベリオーネ神父は、シスターテクラ・メルロと師イエズス修道女会総長と共にアメリカの諸修道院、合衆国、カナダ、メキシコ、ベネズエラ、コロンビア、チリ、アルゼンチン、ブラジルを訪問しました。
教会も新しい教皇ヨハネ23世のもと、ふつふつと何かが動き出していました。
1960年8月30日、教皇ヨハネ23世は、師イエズス修道女会に対し、「会員と修道院の増加、そして現在修道会の事業が40の教区にまで普及されていることを賞賛し、修道会とその会憲の最終認可の恵みを授与する」との文書を布告されました。
シスターマリア・スコラスチカは、その時アルゼンチンでしたが、このニュースを聞き、神と教会とに感謝の気持ちを込めて受けとめ、新たな深い喜びに満たされたのでした。
「いつくしみのパパ」と言われる教皇ヨハネ23世は、教皇大使としてバリに滞在された時、師イエズス修道女会の修道女たちをよく知っておられました。
アルベリオーネ神父は、「……聖体の中に生きておられるイエスを愛しなさい、司祭の中に生きておられイエスと教会の中に生きておられるイエスを愛しなさい。そして、師イエスから照らしを受け、養われ、導いていただくように」との祝福のメッセージを送っています。
シスターマリア・スコラスチカは1963年5月、アルゼンチンから戻り、最終的にイタリアに留まることになりました。この年に彼女は、アリッチャ(ローマ近郊の黙想の家)でアルベリオーネ神父の指導のもとに行われた「聖化の年」の特別黙想会に参加しました。ここで彼女は、再び聖霊の導きに自らを委ねたのでした。
黙想会の後、シスターマリア・スコラスチカは、アルバの母院の共同体のメンバーとなり、典礼の使徒職に携わりました。会員たち、ことに年配の会員は彼女から霊的歩み、実践的歩みのよい助けを受けることができたのでした。
◆4--3 師イエズス修道女会 認可への道 2
- 1) 新しい命のダイナミズム
- 2) 師イエズス修道女会の教会法による創設
- 3) 教皇による法的認可とジャッカルド神父の奉献
- 4) ジャッカルド神父の最期
- 5) 「師イエズス修道女会」認可の歩みで
- 6) 司教認可の1年後
- 7) いただいた特別の恵み
- 8) 師イエズス修道女会とその会憲の最終認可