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新世紀ルーツへの巡礼

目次

福者ヤコブ・アルベリオーネ神父を訪ねて

4) 恵みの聖母聖堂

恵みの聖母聖堂

ケラスコには、幼きアルベリオーネ神父が、聖母信心の篤い母に連れられてよく通った教会がもう一つあります。恵みの聖母聖堂です。

私たちは、サン・マルティノ教会から歩いて恵みの聖母聖堂を訪ねました。
 途中の町並みは、レンガ造りの建造物ばかり。そして石畳の道。アルベリオーネ神父も同じ道を歩いたことでしょう。

ケラスコ 正面に恵みの聖母聖堂

聖母マリアと天使、聖人たちの像で飾られた門を通り抜けて、広場に出るとその正面に恵みの聖母聖堂がひっそりと建っていました。

聖堂の前の広場は、木々や花々が植えられここにも、守護の天使の像などがありました。さすがイタリアですね。

ケラスコ 正面に恵みの聖母聖堂
聖母マリアと天使、聖人たちの像で
飾られた門

正面に恵みの聖母聖堂 正面に恵みの聖母聖堂

恵みの聖母聖堂は、親しみをこめて「マドニーナの教会」とも呼ばれています。アルベリオーネ一家もこの聖堂をしばしば訪れ、家族の必要のために深い祈りをささげました。

小さな礼拝堂には、1260年から崇敬されている“恵みの聖母”の聖画が置かれています。
 この聖画の周りには、宝石のようなメダルがたくさん飾ってあります。“恵みの聖母”にお願いした事がかなえられた人たちの、感謝なのでしょう。

“恵みの聖母”の聖画
“恵みの聖母”の聖画

恵みの聖母聖堂正面 恵みの感謝のしるし

青年アルベリオーネも、『ケラスコの恵みの聖堂の思い出』というタイトルの小冊子の中で、“恵みの聖母”にろうそくをたくさんささげた後で、叔父さんにいろいろな援助をしてもらえたことを書き残しています。

高い中央天井には、私たちの祈りを天に取り次いでくれるかのように、かわいい天使の像が置かれていました。

中央天井 天使の像

次回は、ブラにある「花の聖母の聖堂」をご紹介します。

◆福者ヤコブ・アルベリオーネ神父を訪ねて


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