home > 女子パウロ会とは > 新世紀ルーツへの巡礼 > 2-聖パウロ修道会 > 7) やっと訪れた日
新世紀ルーツへの巡礼
ローマへ
7) やっと訪れた日
レ司教は、ラウレンティ枢機卿の手紙を受け取るとすぐに、アルベリオーネ神父を呼び、一緒にそれを読みました。
そして、1923年の末ごろ準備してあった会憲を、もう一度見直すようアルベリオーネ神父に命じ、この度は、「公式誓願なしに共同生活を送る男子の会」のためでなく、「司教直轄の単式誓願の修道会」の会憲であることを念頭におくように告げたのです。
アルベリオーネ神父は、秋から冬にかけて、会憲の作成に取り組み、見直した会憲を司教に提出しました。
司教はこれを専門家に検討させ、同時に自らその内容を検討しました。そして、会憲が明確であり、教会法に適合していることに確信を得た時、聖パウロ修道会を「公式の単式誓願を持つ司教直轄修道会」として設立することを、令状をもって宣言しました。
こうしてアルベリオーネ神父がはじめた「印刷学校」は、聖パウロ修道会の名のもと、司教直轄修道会として公式に認可されたのです。
修道会としての正式認可の手続が却下されてから、すでに5年の歳月が経っていました。
◆2--10 ローマへ
- 1) アルバからローマへ
- 2) ローマ修道院の設立
- 3) ローマの総代理の疑問
- 4) レ司教は修道会認可のために……
- → イグナチオの歩み
- → ローザ神父から、アルバの司教にあてた手紙
- 5) 認可に向かって
- → アルベリオーネ神父から教皇へ、レ司教から教皇へ
- 6) 教皇の一言が……
- 7) やっと訪れた日