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新世紀ルーツへの巡礼

目次

さらなる発展へ

1) 充実した時代へ 宣教に燃える心


カナダで

メキシコで
メキシコで

1950年~60年は、パウロ家族の歩みにとって充実した、そして使徒職にとっても黄金時代といえます。召命の増加、各国の新しい修道院の創設、多くの出版物、数多くの企画、会員の養成、勉学、そして清貧への熱意と努力によってすべてが開花した時代でした。

1950年9月7日、二人のパウロの娘が、ナポリからポルトガルのポルトに向かいました。
 彼女たちは、10月には、家庭訪問による宣教をはじめていますが、言葉の問題や1910年からこの国に広がっていた反聖職者主義の中で困難をきわめていました。彼女たちは、12月15日にやっと小さな家に住み、共同体生活と召命活動をはじめることができました。

1951年8月18日、3人のシスターが、合衆国を創設したシスター・パオラ・コルデーロに伴われてインドのボンベイに到着しました。この時、彼女たちを迎えてくれたのは聖パウロ修道会の会員でした。どこの国でも聖パウロ修道会が先に到着した所は、彼らが家族の中の長子として、パウロの娘を迎え、支え、彼女たちの歩みに同伴してくれました。

インドに入った彼女たちは、数日間カノッサ会のシスターたちのお世話になり、その後、教区の家に住むことになりました。
 その1カ月後には、最初のインド人の志願者が入会し、その後フィリッピンからのシスターを迎え、インターナショナルな共同体として生活、宣教の歩みがはじまりました。

1952年1月3日には、3人のシスターがニューヨークからカナダのモントリオールに出発しました。

このようにパウロの娘たちをはじめパウロ家族は、世界各地に広がっていきました。

聖パウロ女子修道会においては、オーストラリア(1955年)、英国(1955年)、ベネズエラ(1956年)、ザイール(現在のコンゴ民主共和国 1958年)へと派遣されていきました。

シスターテクラ・メルロは、人々の救いの必要を切実に感じ、この切望が彼女を使徒職に駆りたてていました。彼女は、娘たちに「使徒職の手段は、もっとも現代的なものでなければなりません」と言い、止まることなく前進するようにと促していました。

1952年3月には、アルベリオーネ神父とシスターテクラ・メルロは、合衆国、カナダ、メキシコ、チリ、アルゼンチン、ブラジルとアメリカの諸共同体訪問旅行、つまり息子・娘たちの様子を見るために出発しました。

◆7--1 さらなる発展へ


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