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新世紀ルーツへの巡礼

目次

さらなる発展へ

11) 司祭叙階50周年(金祝)


50周年ミサで

50周年ミサでの説教
50周年ミサでの説教

1957年6月29日、アルベリオーネ神父は司祭叙階50周年を迎えました。使徒の女王大聖堂で、パウロ家族のメンバーや多くの人びとの臨席のもとに記念式典が行われました。<

この日は、神がアルベリオーネ神父をとおしてパウロ家族に与えられた恵みへの感謝の日ともなりました。教皇ピオ12世も彼に教皇祝福を与えられました。

また、彼の司祭叙階50周年を記念してローマには「使徒職の家」が建設されました。

霊的刷新の時

“Ut Perfectus Sit Homo Dei
“Ut Perfectus Sit Homo Dei

1960~1961年におけるアルベリオーネ神父の霊的、使徒的刷新の働きは、頂点に達します。修道会の創設を担った会員たちは、アルベリオーネ神父の魂を理解し、共鳴を覚え、その精神に生きながら、宣教活動に全力を注ぎ、時とともに自らを刷新し、変動する社会の動きの中で勉学するための時間がないほどでした。

そこで、1960年4月、アルベリオーネ神父は、1カ月の「霊的訓練」のために初期の聖パウロ会会員や養成に携わる会員たちを、アリッチャ(ローマ近郊の黙想の家)に召集しました。

このコースは、4週間に分けられていました。1日は、アルベリオーネ神父が、まずその日の霊的訓練の方向性を示し、何人かの司祭が交代で、それに基づいて黙想のための講話を行い、最後に具体的な生活への適応に関する講話で組み立てられています。この方法は、「道・真理・いのち」の方法でもありました。

アルベリオーネ神父はこの1カ月の黙想会の第1の目的を、「会員、修道会とパウロ家族の刷新、第2を、「主が私に課された使命を終結する霊的遺言」と言っています。

生活の見直しと、『会憲』に基づく個々の修道者の刷新・適応、そして将来の計画案を刷新するためでした。
その記録は“Ut Perfectus Sit Homo Dei(神の人が完全であるように)”の書物に集録されています。

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●1961年には、聖パウロ女子修道会会員のために20日間の黙想を行い、会憲を1条ずつ取り上げながら解説しました。その記録は『会憲の説明』として残されています。

●こうして、聖霊の光のもと、パウロ的召命の基本を明らかにしながら解説したのです。 この書は会員にとって創立者の霊的遺産として受け取られています。

●アルベリオーネ神父が聖パウロ会、聖パウロ女子修道会会員の刷新・適応について黙想していたこの時、教会の刷新のために世界の司教たちが呼び集められる第2バチカン公会議はもうそこまで近づいていました。

彼はこの公会議にオブザーバーとして出席するように招かれますが、それについてはいずれご紹介したいと思います。

この黙想会の3年後、アルベリオーネ神父は、79歳という年齢にもかかわらず、極東への長い旅行に出かけました。この旅行は、日本訪問の最後となりました。

◆7--1 さらなる発展へ


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