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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 新しい世紀に向かっての歩み

22) 会憲アニメーション

「回状」

先の総会から、変化ある社会、ことにコミュニケーションの世界が情報ネットの発展により、大幅に変化した社会にあって、印刷メディア、マスメディアの時代に使用していた言語がそのまま有効なのか、それはまた生きる土台になっている会憲にはどう反映したらいいかが検討されました。

ただ、言葉遣いを変えれば解決するということではなく、本質的なことから検討する必要があると、総会はこの歩みを総統治に託しました。

総統治はこのことを修道会の上長者会議に計り、そこで会憲の歴史的な歩みは、文書が書かれる以前からはじまっていたと、創立者の霊的体験そのものの起源に行くようにと会員を導いています。会憲を深めるにあたり、み言葉を考察し、そこに光をいただく、会員一人ひとりが祈り、考察し、共同体で分かち合われたものを、総統治が作った委員会に送るという道程を歩みはじめています。

この道程は1日の静修でもってはじめられ、黙想し、プランにそって全世界の会員が同じテーマで祈り、内省し、意見を述べていきます。この道程は、典礼の歩みとも並列されていきます。

第2バチカン公会議後、教会の勧めに従い全修道会は会憲を見直し、新しくされた会憲で生きはじめました。本会も1984年に刷新された会憲で生きはじめましたが、今、新たに会憲を読み直し、そこから生活を振り返り、必要なら会憲の表現を変更するという歩みになります。そこで2010~2011年をこのアニメーションで生きながら、総会へと歩んでいくことになります。

書かれた会憲でなく、生きられた会憲、会員を活気づけ、いきいきとさせる契機となるもので、会憲の意味と会憲が修道会の中でもっている歴史的歩みに留まりながら、生活の規則の深めに入っていっています。

そのことを会憲は次のように表現しています。

 私たちが忠実に歩んでいく道で、たえずヤコボ・アルベリオーネ神父とシスターテクラ・メルロに立ち返り、その精神に常にいっそう分け入り、その使徒的勇気に霊感を受けよう。

 み言葉をいしずえとし、私たちが信じた方がどなたかを知り、信仰の創始者であり完成者であるイエスから目を離すことなく、堅忍して歩み続けよう。私たちの中に聖化のわざをはじめられた御父が、主キリストの日までにそれを完成してくださるよう、互いのために祈ろう。

会憲より

◆11-新しい世紀に向かっての歩み


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