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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 新しい世紀に向かっての歩み

09) 新しい世紀を前にひかえた第7回総会 1995年

1995年2月20日、総長は第7回通常総会を招集しました。このための準備は、1994年からはじめられていました。

この総会は、世界の大きな変化、根底的な変革のプロセスというコンテキストの中で修道会の果たすべき使命をみていく必要がある総会です。
教会の動きの中で、インターネットという地球規模のコミュニケーションの世界の中で、「この人類はどこに行くのだろうか」と問う創立者の切なる思いを一人ひとりの心の中に呼び覚ましていました。新しい世紀の人びとに「何かをする」という願いを、会員の心に燃えたたせていました。

現代のアレオパゴスで、キリストを宣べ伝えることこそ私たち聖パウロ女子修道会の使命であると自覚していました。そのためには回心、メンタリティーの変革が求められます。

インターネットの世界、「グローバル・コミュニケーションのプロセス」を宣教のフロンティア的立場としても取り入れていく必要がありますが、総会に参加している会員は活発なディスカッション、それは分裂をもたらすのではないかと思われるほどの雰囲気でした。しかし、霊の導き、祈りの世界に導かれた時に、新しい福音宣教に招き入れられていることが委員たちの賛成をもって取り入れられ、修道会のこれからの方向付けが決定されたのでした。

創立者の「私たちの国境は世界の果てです」、「時代の進展とともに……新しい使徒となる。前進する女性……」という言葉が一人ひとりの心の中に鳴り響いたのでした。革新的に進歩している世界の中にどのように入り、取り組んでいくかの試行錯誤の歩みがはじまったのでした。

◆11-新しい世紀に向かっての歩み


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