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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 新しい世紀に向かっての歩み

13) 21世紀に向けて前進するパウロの娘たち 1

「回状」

「使命という視点から聖パウロ女子修道会の歴史」を振り返った後、総長は全会員に向けて、次のように述べます。

19世紀は、創立者にさまざまな挑戦を浴びせました。
その中で彼は、教皇の言葉を深めながら、教会における自分の召命と私たちの召命を発見しました。
あの当時に見られた「時のしるし」と今の時代に見られる「しるし」には多くの共通点があります。

今日もあの日のように、
・人びとは文化的過渡期を生きています。
福音の告知のために新しい手段を勇敢に取り入れる必要を警告しています。教皇の教えは福音宣教を実現するための明らかな指針を示しています。

・教会の教えは、女性の尊厳と教会の使命の中で女性の役割を公認しました。

創立者は受けた挑戦を黙想し、祈りの中で熟考した後、それを心から受け入れたのでした。彼が心を静めてした祈りは聖体礼拝でした。

このことから、総長は全会員に祈りの雰囲気をつくるように、その雰囲気の中で過ごすようにとの指示を与えました。

20世紀は実にめまぐるしい激動の世紀であり、創立者にとっては、上からの光に照らされてこの新しい世紀をはじめました。

迎えるべく三千年期、21世紀をどういう心構えで迎えたらいいのか、どう生きたらいいのかと修道会は自問します。
教会と一致してコミュニケーションのあらゆる分野と新しい宣教をふまえて、創造性を生かしたイニシアティブをとる努力。

ローマでは、21世紀を迎えるための準備として、世界中の人びとが聖年に参加できるようにと、インターネットの世界の中で他の人びとと共に働きはじめました。

総長は2000年に向かう巡礼を共に歩むために「大いなる前夜祭」(1998年)、「あけぼの」(1999年)、「新しい朝」(2000年)と題して回状を送り、会員が新しい世紀を迎えるにあたり、前世紀に修道会が生まれようとしていた時を思い出させながら、教会の歩みを共にして、この意義ある時を祈りの中で、内省の雰囲気の中で生きるように促しました。

修道会が創立された20世紀という世紀を閉じるにあたり、創立者が私たちに残してくれた貴重な遺産をもう一度はっきり意識し直し、受け入れようと全会員を招いたのです。

一人ひとりは、自分たちの共同体がどのような精神で創設されたかを追想し、この日々に創立者をとおして与えられた神のご計画をどのように生きてきたかを振り返り、祈るようにと招きました。

第2次世界大戦後、急速に変革する社会において修道会は、再構築に邁進します。新しい使徒職の導入、召命の増加など新しい発見をみました。

第2バチカン公会議によって新しい歩みがはじまり、意見の交換や話し合い、新しいことの実験、会憲の改訂など熱意に満ちた時期を過ごします。しかし、刷新は容易なことではありませんでした。

修道生活とそれを生きる私たちは淡い光の中で険しい時期に入ります。多くの人が修道会を退会し、他の道を選んで去っていきました。
新しいテクノロジーが出現し、それまで使っていた使徒職の手段は短期間にくつがえされ新しさに適応するよう私たちに迫ってきました。しかもほとんどが目を見張るようなことばかりでした。

……それでも「今」は、私たちにとって神の時です。私たちは真理をあかしするよう全教会とともに呼ばれているのです。私たちも過去の記憶を呼び起こすよう呼ばれています。
「あなたの神、主が導かれた荒野の旅を思い起こしなさい……主はあなたを苦しめて試し、あなたの心にあること、すなわちご自分の戒めを守るかどうかを知ろうとされた」(申命記)

砂漠におけるイスラエルの民のように、私たちもいつでも神のみ声に「聴き」従ったわけではありません。時には「忘れて」しまい、生ける水よりもこわれた水溜め(エレミヤ 2.13)を選び、忍耐強く待つことよりも今の安定を満足し、信頼して御父のみ手にゆだねるよりは自分の力で立とうとしてしまいました。聖師が私たちを導く「輝ける雲」ではなかったときもあったに違いありません。私たちは「すべては成し遂げられた」と、心の底から言うことはできません。

こう述べて、総長は各共同体が回心式を行うようにと勧めています。

そして「時代と魂に対する敏感で現実的な良心を養うこと、私たちをとり囲む小さな世界にとどまらず、勇気をもって現実を凝視しましょう。そうすれば、メンタリティーや方法を根底から変えることがいかに必要かに気がつくでしょう」と述べます。

◆11-新しい世紀に向かっての歩み


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