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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 新しい世紀に向かっての歩み

18) 創立者の列福

「回状」

教皇ヨハネ・パウロ2世のアルベリオーネを福者にあげるというインフォメーションを受けた後、2003年3月9日に、「アルベリオーネ年」についての知らせがあり、早速ローマにパウロ家族レベルでの「列福準備委員会 」が設置されました。

アルベリオーネ神父の列福準備のため、全世界のパウロ家族は2003年の創立者の誕生日(4月4日)から1年を「アルベルオーネ年」とすることが定めました。

「アルベルオーネ年」は、多角的な人物であったアルベリオーネ神父にいっそう深く接し、彼のカリスマをより深く理解し、世界にそのカリスマを証しするという目的で設定されました。

この「アルベリオーネ年」の開始にあたり、全世界のパウロ家族は合同の回心の儀式を執り行うことが勧められました。

ローマでは4月15日の聖火曜日に、使徒の女王大聖堂で行われました。この「回心の儀」は

      
  1. 「神のきわみない愛にふさわしく応えなかった面目ない歴史」と記したアルベリオーネ神父と同じように、私たちの弱さを共に自覚し、罪を告白するため
  2.   
  3. 聖師が私たちのうちにご自身を新たに築き、アルベリオーネ神父とすべての先輩の兄弟姉妹たちになされたみ業を果たしてくださるように、聖師に私たち自身を委託するため
  4.   
  5. 神がパウロ家族にくださったあふれるばかりの豊かな富を観想するため
  6. です。

日本ではパウロ家族合同の儀式はではなく、聖週間の1日、各共同体、もしくは近くの共同体が合同で行うことが決まりました。

創立者の列福という出来事は、会員1人ひとりに聖性への歩みを真剣に行うための貴重な機会として捉えられました。

このアルベリオーネ年を、アルベリオーネ神父が示している道筋、キリスト化の歩みにそって歩んでいくようにと示されました。パウロ家族の生活の中で大切にされている祝・祭日にそって年間のテーマが示されました。

プロセス テーマ ポイント
導入 「主のみ手が私の上にある」
第1ステップ よい牧者イエスの主日 道・真理・いのちである牧者、神である牧者
第2ステップ 使徒の女王マリアの祝日 聖霊の注ぎを受けるために、高間にて、マリアとともに
第3ステップ 使徒パウロの祭日 聖パウロ:聖師の最も忠実な解釈者
第4ステップ パウロ家族の創立 「あなたは何のために来たのですか」との深い糾明
第5ステップ アルバ教区の教区報の編集が任せられる 私が使命への呼ばれた年
第6ステップ 師イエス・キリストの祭日 御父ご自身がその子、師……を遣わされた
第7ステップ アルベリオーネ神父の祝日 養成は聖師をそのモデルとするもの
第8ステップ 待降節第4主日 私たちは最高の師に従う
第9ステップ 使徒パウロの回心の祝日 私たちの中に道・真理・いのちをもたらすもの
第10ステップ 四旬節第1主日 すべてにおいれ、神のみ心
第11ステップ 神のお告げの祭日 イエスが恵みである
結び   これを光と命の実践的プログラムとしなさい。

この目標は、パウロ家族が生きていくようにと招かれている使徒的聖性の道を学び、心と生活の新しさのうちに、アルベリオーネ神父の霊的体験というあふれるばかりの豊かさを受け入れるということです。
各ステップには小冊子が提供され、パウロ家族の霊的・カリスマ的な豊かさをとおして、信仰と省察の歩みを記すものです。

基本的なテキストは「DF」と呼ばれる『キリストがあなたがたのうちに形づくられるまで』で各自の深めと共同体の分かち合いのヒントが提供されました。

準備は着実に進められ、列福の日を迎えることになります。

足跡をたどる巡礼

創立者 ヤコブ・アルベリオーネ神父の列福を記念し、ローマで行われる式に参加するため、パウロ家族はそろって、アルベリオーネ神父の足跡をたどる巡礼に出かけました。
この「新世紀 ルーツへの巡礼」で、この巡礼旅行を、アルベリオーネ神父の生涯をたどりながらご紹介しています。

この1年は、パウロ家族として創立者の精神、各修道会の使命、各人の召命・使命を深める時となりました。

アルベリオーネ神父の列福への感謝をこめて、各地で、日本でも長崎、福岡、大阪、東京で式典が行われ、多くの方々に参加していただきました。 この機会はまたアルベリオーネ神父が賜ったカリスマ、パウロ家族の活動を知っていただく機会ともなったのでした。

またこの時に、日本における聖パウロ修道会の創設70周年の祝いも共に行われました。

◆11-新しい世紀に向かっての歩み


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