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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 新しい世紀に向かっての歩み

17) 第8回総会と会憲50周年を迎えて

「総会文書」

新しい世紀という敷居をまたいだ教会の中で、総長は会員に前世紀を迎える中で主の招きを受けた創立者の言葉を思い起こさせます。

福音を、人間のすべての思想と知識にしみとおらせること、宗教についてばかり話すのではなく、すべてについて、キリスト者としてふさわしく話すことだ」との言葉は、新しい文化との対話、宗教間の対話……などに私たちの心を開かせるものであり、すべての人びとの間にキリストの愛を知らせるという心遣いを会員に抱かせるものだと言っています。
私たち会員は刷新された使命への飛躍、挑戦は、人類、社会がつきつける新しい手段と方法に心を開かせ、福音宣教をするように、新しい世代にアルベリオーネ神父が受けた聖霊の賜を響かせるようにと呼びかけられているのです。

アルベリオーネ神父の心をもって新しいコミュニケーション時代を生きるようにと呼びかけられます。
パウロ家族には国境がないと言われたアルベリオーネ神父の言葉は、まさに今の時代のコミュニケーションメディアがもたらしている現実です。

このために準備が不足していることに総長は憂いを覚えています。このような状況に総長は「新しい季節がはじまっています。信仰と恵みの神秘への応答の新しい季節がはじまっています」と述べています。

2期12年間の任務を終えようとしている総長は、過ぎ去った日々を思い起こしながら、感謝、ゆるしそして祈願の祈りをささげています。

総長は、希望のうちに準備し、希望をもって総会をはじめ、希望をもって総会後も見つめていきましょうと会員への手紙の中で記しています。

こうして2001年第8回総会が開かれました。この総会のテーマは「エウカリスティアからミッションへ 共に 今日、福音をコミュニケーションするために」でした。
総会文書の終わりは「エルサレムから世界へ」というタイトルで閉じています。
この総会で打ち出された方針は、コミュニケーションの新しい時代の挑戦に対して、さまざまな面で刷新していくということです。

総会を終えた修道会は、6年間の歩みのプロジェクトを発表しました。
それは、
  2002~3年 イエス・キリストの使徒であるパウロ
  2004年   アルベリオーネ年
  2004~5年 テクラ年
  2005~6年 召命年
  2005年   創立90周年

「回状」

この中で2003年3月15日には、会憲認可50周年を迎えました。

総長は、会員への回状の中で「50年前の記念すべき日に、アルベリオーネ神父とシスターテクラ・メルロが会員に向けて書かれたものを読み返し、総会が打ち出した『カリスマを活性化する歩みをする』ことが思い起こされ、感謝のうちに、そしてカリスマの『炎を再び燃えたたす』機会としましょう」と述べています。3月15日、全修道会は感謝の祭儀と聖体顕示を行い、感謝の祈りのうちにすごしました。そして、各自は神との契約を新たにしたのでした。

くしくも同じ2003 4月27日に、教皇ヨハネ・パウロ2世は、アルベリオーネ神父を福者にあげる旨、宣言されました。
パウロ家族はこの日のために準備していました。

◆11-新しい世紀に向かっての歩み


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